今回は、主人公の女の子、クラリス・ビーンのおじさんが活躍(?)します。クラリス・ビーンの家に、ベビーシッターとしてきたテッドおじさん。ところが、テッドおじさんが来てからおじいちゃんが行方不明になったり、おとうとがさくに首をはさんでしまったり、と、大変なことが次々と起こります。
私、子供に絵本を読んでやる時はあまり感情をこめない派なの。だって、自分で恥ずかしいし、疲れるんですもの。子供が乗ってこなかったりしたら、最悪だし。でも、この本のクラリスの独白のテンポにのせられて、ついつい、早口で、クラリスになりきって読んじゃうのよね。
それにしても、どうしてイギリス(だと思うんだけど、作者がロンドンに住んでいるから)の絵本には、ウサギスリッパがでてくるんだろう。イギリスの子供ってそんなにウサギスリッパが好きなのかしら。
読むたびに、クラリスがいとおしくなってきます。彼女の家族も、癖のある人ばっかりなのですが、いるいるこういう人って、と、親近感がわいてきます。
そして、読み終えると、なんだか自分もビーン一家の一員のような気持ちになってしまうのです。 (えっこさん 40代・ママ 男の子10歳、女の子8歳、女の子3歳)
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