はじめてママと離れてポロンがひとりで眠る夜。ポロンは夜が恐くて恐くて仕方ありません。そこへ、にゅっと現れたのは……ばくのムー。さてさて、ポロンにとって夜は楽しい時間になるのかな?
きらりと光る作品でした。黒の紙が基本になっているところも良かったですし紙の質感も素晴らしかったですし。全てにおいて作家の独特の綺麗な空気が流れていると感じました。一人ではじめて寝る主人公に”僕と一緒に散歩に出かけてみない?”とは何て素敵な誘い方!と感心しました。チッチッチと時計の音だけが聞こえてくるところも夜の静けさをとても良く表現していると思いました。空から眺める家々の明かりはとても素晴らしかったです。沢山の子供が主人公の様に夜が怖いと感じている事が解って私も娘が大きくなって一人で寝る時にはこの絵本をもう一度読みたいなと思いました。むらかみひとみさんの次回作も必ず読みたいです。待ち遠しいです。素敵な世界でした。 (なびころさん 20代・ママ 女の子 6ケ月)
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