なんだかたのしそう

とうさんライオンが大きなあくび。
ついでにオナラが「プゥ〜」と出たら……！？
子どもライオンは、キャッハッハ、キャッハッハ。
それを見ていたハゲワシはワッシッシ、ワッシッシ。
つられてハイエナも、ゲラゲーラ。

シカもウシも、ワニも。
シカシーカ、ウッシッシ、ワッニッニと笑い出す。
とうとう山までも笑い出します。
大きな口をあけて、目を弓なりにして……。
なんて素敵な笑顔なんでしょう。
みんな楽しそう！

にぎやかに笑い転げる生きものたちを、古内ヨシさんがのびのびと大きく描きます。
ちなみに古内さんが絵本館から出版しているのは『すごいサーカス』『オナラせんせい』につづき、『なんだかたのしそう』が３作目の絵本。
すべてオナラが出てくるそうです（笑）。

素朴で力強い線を眺めながら、笑い声を響かせていると、心がふっとほどけます。
あくびとオナラではじまり、最後はまた静かになって終わる……。
たくさんの「楽しい」が詰まった本。
幸せの基本、笑顔の連鎖を存分に味わってください！

（大和田佳世  絵本ナビライター）

プゥ〜！
とうさんライオンのかわいいオナラに、こどもライオンは、キャッハッハ　キャッハッハ。
とうさんライオン　ガッハッハ　てれわらい。
それをみていた　ハゲワシ、ハイエナ、シカ、ウシ…
なんと山までも！つられてヤッホッホ。
たのしそうの連鎖でおもわず笑っちゃう、笑いがいっぱいつまった 一冊です。

楽しさがうつってくる