バッタ がんバッタ

「ぼくは小さなバッタ。早く大きなバッタになりたいな」

大きくなるためには、よく食べ、よくうんちをし、5回だっぴをしなければなりません。

むしゃむしゃくさを「ほおバッタ」、
うーんうーん「ふんバッタ」、
ぴょんぴょんぴょーんで「へたバッタ」。

さらにだっぴしたり、カマキリにおそわれそうになったり、虫かごに入れそうになったりするけれど……。

小さなバッタは、とにかく「がんバッタ」！

長年、幼児教育に関わり、子どもたちとの遊びの名人であるみねかつまささんのはじめての絵本。原案は、遊びうた業界ではひっぱりだこの大人気の鈴木翼さん。翼＆カツリキが「プリプリ」で発表した「がんバッタ」の歌から生まれた絵本なのだそう。

楽しいリズムの言葉に、ダジャレも連発。そして、本物に忠実でリアル、だけどとっても愛らしい山本孝さんの描く絵がとっても魅力的。それぞれのバッタや虫への深い愛が伝わってきて、子どもたちもきっと興味を持ってくれるはず。QRコードから歌あそび動画にも繋がるのも、嬉しいおまけです。

（磯崎園子  絵本ナビ編集長）

リアルな姿