ミック・インクペンらしい読者を本の世界に引き込む手法の絵本でした。
空から飛んできたくまちゃん。
最初はぬいぐるみかと思ったんだけど、生きてる本物のくまちゃんだったの。
「ぼく」と妹のソフィーは、くまのこちゃんと名前をつけてこっそり飼っていました。
ところがある日、こっそり飼っているのがばれちゃって、市役所のおじさんが調べにやってくるんです。
このおじさんが曲者で(たぶんミックの分身みたいな役柄ですね)、いきなり絵本のこっち側をさして、「そうだ、みんなにきいてみよう。」って、いうの。
これが、うちの下の子にはドキッとしたらしく、全然怖い絵じゃないのに、「ギャー」って、泣き出してしまいました。
物語の方のラストは、「いいともー!」ってセリフが書いてあって、くまのこちゃんはこの子達に飼われることになっています。