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ねえ、おぼえてる?

ねえ、おぼえてる?(偕成社)

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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新装 ぼくを探しに」 ママの声

新装 ぼくを探しに 作・絵:シェル・シルヴァスタイン
訳:倉橋 由美子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1977年4月24日
ISBN:9784061129832
評価スコア 4.74
評価ランキング 1,082
みんなの声 総数 57
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  • 大好きな本です。其の壱

    20歳くらいのとき、この本と出合い強い衝撃を受けました。「ビックオーとの出会い」とともに、10数年間、私の中で、いちばん好きな本です。
    そして、いつかこんな本を書けたら・・・そんなな想いは、今も私の中でくすぶっています。

    読むときの、状況によって、感じ方が違ってきます。

    人を羨ましがったり、何かにあこがれたりして、実際に手に入れてしまうと、それが窮屈だったということを、ここ10数年間で、いやというほど経験してきました。
    今読むと、そんな思い出もよみがえってきて、イタイ!!

    最近、思うのです。
    「ぼく」は、かけらとサヨナラしてしまった。
    だけど、かけらと一緒に転がりながら、ミミズとお話したり、お花の匂いをかいだり・・・できればいいのに。
    歌いたいときは、個々に戻ればいいのに。
    「誰のものになったって、わたしはわたし」
    そして、かけらと一緒になっても「ぼくはぼく」
    そうやって、自分をしっかり持って、相手を尊重すれば、離れずに済んだのではないかな・・・
    ・・まあ、窮屈ではあるだろうけど・・・

    宝くじが、3億円当たらないかな〜あたったら、あんなことも、こんなこともするのに・・・と思っている私も、3億円で自分のかけらを埋めようとしている、「ぼく」です。
    きっと、一生。このかけらは、見つからないでしょうね。

    完全体でない自分を自覚して、いくつになっても、足りない何かを探していたいものです。

    投稿日:2006/06/10

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  • 不完全だからこそ楽しい♪

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳

    実は、昨日古本屋さんで見つけ、買おうかどうしようか迷った(だって中身を見られないようビニールがかかってるし、同じ作者の「おおきな木」には共感できなかったし、古本にしてはけっこう高かったんですよ〜!)あげく、買ってしまいました。

    で、買って正解♪
    とても心に響きました。
    まず最初に「だめな人とだめでない人のために」なんて書かれていました。
    私どっちかといえば、だめな人。でも、だめじゃない部分もあるよ!って心のどこかでいつもつぶやいている。
    で、本文が始まる。
    「何かが足りない それでぼくは楽しくない 足りないかけらを探しに行く」なんて言ってるぼく。
    それなのに、歌までうたっちゃって、何だかとっても楽しそう♪

    人生谷あり山あり、本当色々あるけれど、つらい時は立ち止まって、時には後戻りしたっていいじゃない?!
    かけらがぴったりはまった、完全無欠の人生なんて、絶対つまらない。不完全だからこそ楽しいんだよね?!
    だめ人間(だけどちょっぴりだめじゃない人間?!)である私にとっては、とても共感できる絵本でした!

    まだ、子供たちには読んであげてないけど、子供は子供なりの見方で楽しめる、奥深い絵本だと思います。

    投稿日:2004/12/01

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  • 自分を見つめ直す

    自分のどこがどのくらい欠けているんだろう?と長い時間かけて自分探しをするような絵本です。
    そして自分には何が合うのか、そんな内面も見つめることが出来るでしょう。
    ぼんやりゆっくり自分探しをしてみるのもいいかもしれません。
    欠けたままでもいいと思うかもしれません。
    最後まで答えがないかもしれないし、とてもピタッとくることもあるかもしれません。
    奥が深く、面白くも感じます。

    投稿日:2022/02/27

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  • 涙が出ました

    友人が「いい本だよ」と薦めてくれ、手に取りました。

    ただサインペンで、下書きもなく書いたような線画が
    なぜ、こんなにも胸に迫ってきたのか・・。

    自分に欠けた何かを探す「ぼく」のお話。

    抽象的なお話の深い部分を
    その時々の自分の心が補いながら読むためか
    読むときに心に引っかかっていることにより
    気になるシーンが毎回変わります。

    折に触れて読み返し、今の自分を見つめなおす
    心のリトマス試験紙のような本です。

    投稿日:2020/11/23

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  • 色々考えさせられる

    白地に黒だけのシンプルすぎるイラストに短いセンテンスでつづられた絵本です。
    そのせいか、色々な事を考えさせれて思いめぐらしてしまいます。
    足りない何かをさがすぼくは、恋人を探しているようにも友達を探しているようにも見えます。
    もっと違う何か、仕事や趣味、アイデンティティのようなものか?とも思います。
    せっかくピッタリくるかけらを見つけたのに、やっぱりまたもとに戻ってしまうところも、なんだか人生のようで、切なくも頼もしくも感じてしまいました。

    投稿日:2013/06/16

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  • かけら

    「何かを探す」
    何かわからないのに、進み続けることは困難なことに思えます。
    でも、歌をうたい、たくさんの出会いがあるならば、「何か」が見つからなくても意味のあることになるでしょう。

    小さな子にとっては絵を楽しみ、成長とともに様々な解釈ができるストーリーだと思います。

    投稿日:2011/09/05

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  • 自分が見つかるかも…

    この「ぼく」のように、かけら探し(欠点を埋める)の旅をしている人は世の中に大勢いることでしょう。完璧になることが、本当にいいことなのか、「自分は自分らしく」生きてもいいのではないか、と考えさせられました。シンプルな絵と話の中に、哲学的とも言えるメッセージが込められており、中学生くらいになったらぜひ一度読んでもらいたい本です。大人になっても忘れない強烈な印象を残すような本です。英語版は手に入るなら、ぜひ読んでほしいです。

    投稿日:2011/02/18

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  • ランランラン ロンロンロン

    • WAOさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子0歳

    何かが足りなくて楽しくない。
    そんな“僕”が、足りないかけらを探して旅に出る。

    ランランラン ロンロンロン 歌いながら旅をする。

    ミミズと話したり、カブトムシと追いかけっこをしたり。

    山を登ったり穴に落ちたり。

    そしてぴったりのかけらとめぐり合う。

    そこでハッピーエンド・・・。ではなく、
    “僕”はかけらをそっとおいてしまう。


    “僕”は、ただの“まる”だけど、やっぱり人間に当てはめてしまいます。

    人間欲しいものすべて手に入れると、周りのものに無関心になってしまうのかな。

    でも“僕”は、やっぱりまた、かけらを探して転がっていく。

    人生って、ちょっとかけていて、そのかけらを追い求めていくくらいがちょうどよくて、楽しいのかも知れませんね。

    投稿日:2011/02/10

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  • 私を探しに

    • きのぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子4歳、男の子1歳

    いつもは子供のための絵本を買うのですが、この本は私のために買いました。

    シンプルな絵。これがいいんです。
    ごちゃごちゃしていないのがとても説得力があります。

    かけらを探してぼくが歌っている歌を、私も毎日歌ってみようかしら。

    今の自分でいいんだ、そんな気持ちにさせてくれました。
    思ったより私って肩に力が入っていた?
    自分を見つめ直すいいきっかけになりました。

    今、私はこの絵本を職場に置いています。
    なんかうまくいかないなぁって思ったら、ぺらぺらめくって。
    ちょっと元気になれる気がします。

    投稿日:2010/06/26

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  • 自分探しに迷ったら読んでみて欲しです。

    • みっしさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子8歳

    絵もストーリーもとてもシンプルで、それでいて読み手の心をひきつける絵本です。

    表紙の絵のような不完全なかたちのぼくがその隙間を埋めるためにコロコロと転がりながら、まさに自分探しをしていくのです。

    読み始めの予想としては、いろいろな形を試し、最終的に自分にぴったりの欠片と出会ってハッピーエンドなのかなと思ったのですが、それだけでは終わらないおはなしでした。

    いまある自分を素直に受け入れられる、そんな絵本です。

    投稿日:2010/06/01

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