むらをすくったかえる」 ママの声

むらをすくったかえる 作:サトシン
絵:塚本 やすし
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
税込価格:\1,430
発行日:2013年04月25日
ISBN:9784799313176
評価スコア 3.87
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みんなの声 総数 22
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  • 違和感を激しく感じる

    新聞の書評等に高い評価が書かれているが、ほんとうによい絵本なのだろうか・・・

    いじめを見て見ぬふりをする今の風潮を容認していないのだろうか・・・
    塚本さんの絵がとても力強く、表紙に惹きつけられて手にしたが、読み終わって違和感しか感じなかった。
    これを子どもに読んであげたくないと

    もしいじめられている当事者だったら?自殺したいくらい悩んでいる子がいたら?

    この絵本を親の責任で家庭で読んであげるのはかまわない。問題なのはこの絵本を学校という集団の場で読むことだ。

    いじめられている子に我慢を強いることにならないのか・・・いじめられていても自己犠牲を美化し、あなたの良さはきっと後でわかってもらえるから頑張れというメッセージにならないのか・・・

    いつもは「どっかーん」と受けることを狙っている作家のシリアスな作品に、「みんな泣きまくり!お涙ちょうだい絵本」と作者本人はおっしゃっているが、学校などの集団の場所で読むには問題ありの絵本だと思う。

    投稿日:2013/06/24

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    7
  • かえるのすがたに何を思う?

    ある村に住み着いたかえるは、そのきみの悪さから村人たちに全く受け入れられていない。村人には馴染めない。
    そしてその村では日照りが続き・・・

    「もしかしたら、自分の雨乞いの歌で雨を降らせることができるかも・・・村をすくうことができるのかも・・・」

    自分のことを嫌い村から追い出そうとまでする村人のために、命を掛けて雨乞いの歌を歌い続けるかえる。

    なぜそこまで?

    そして今の自分は?
    今の社会は?

    読んだ人それぞれにいろんな思いが起こる・・・いろんな世代の人の心に響く絵本です。

    何度読んでも涙が止まりません。
    でも、何度も読んで、その答えを見つけたいと思います。

    投稿日:2013/06/10

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    5
  • 哀しすぎる

    久し振りに全頁ためしよみをクリックしてみました。そして、選んだのがこの本。サトシンさんの本だし、なんて言っても、題名から“いい話”に決まっている!と思って、読んでみましたが.... か、哀しすぎる、そして切なすぎる...

    カエルはどうしてそんなに頑張ってしまったんだろうと読後すぐ思いました。そして、私としては後味がなんだかとても悪くて、それは見返りを求めなかったカエルのすごさに圧倒されたからでしょうか...

    とても考えさせられる話でした。決して、自分にはできないことかもしれないけれど、世の中には、きっとこういうカエルみたいな人が今まで何人もいたんでしょうね。脱帽と感謝の念でいっぱいです。是非、読んでみてください。

    投稿日:2013/05/26

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    5
  • 切ない物語

    4歳の息子にサイン本を購入。
    4歳の子供には少し難しかったかな。

    ハッピーエンドではないので
    悲しすぎます。

    ある村に住んでいるかえる。
    そこが気に入って住み着くのですが、
    周りの住民からは気持ち悪いと嫌われている。

    そんなかえるの住む村に干ばつがやってくる。

    お父さんから手紙が来ても
    村を出て行こうとせず、
    みんなに認めてもらうチャンスだと
    必死に泣きつづけます。

    だけどうるさいと
    住民に怒られたり、ものを投げられたり・・・
    まるでいじめられている子。

    それでもさらに雨乞いを続け・・・
    干ばつを救ってようやくみんなに認めてもらえますが・・・

    みんなが気づいたときは
    すでに遅く・・・
    とっても悲しくて切ないお話。

    いじめ問題、人権教育などにも
    使えそうな絵本です。

    投稿日:2013/06/26

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    4
  • かえる…

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    村の人たちと仲良くなりたかったかえる…。
    しかし、村の人たちは彼を受け入れてはくれません。
    それなのに自分の身を犠牲にしてまで村の人たちを救おうとするかえる…。
    村の人たちは最終的にはかえるに手を差し伸べてくれるのですが遅すぎです。
    どうしてもっと早くかえるを受け入れてあげなかったのでしょう…。
    私はかえるがあわれで悲しかったです。

    投稿日:2014/08/01

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    3
  • うーん・・・

    表紙の目がすわったカエルの表情を見て思わず笑ってしまい、てっきり楽しいお話なんだと思って読み始めたのですが、全く違いました。
    自分を犠牲にして村を救ったかえるのおはなしです。ラストが悲しすぎます。
    7才の娘が読んで、「ねえ、かえるくん助かったんだよね」と悲しそうに聞いてきました。小さい子どもはちょっとショックを受けてしまうかもしれません。
    やっぱり楽しいお話が良かったなぁ・・・

    投稿日:2014/06/09

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    1
  • 示唆に富むお話

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    読み終わった後、
    「村人たち、ひどいね」
    と子どもが言っていました。

    でも、もし自分だったら、
    不気味な存在が
    一日中騒音を出していたら
    嫌だろうな。
    しかも理由を聞いても教えてくれないなら。

    かえるも一言理由を言えばいいのに、
    でも、嫌われていたら
    言い出せたか・・・
    示唆に富むお話でした。

    投稿日:2020/09/04

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    0
  • 命を懸けた仕返し

    これは、「むらをすくったかえる」というタイトルの絵本です。

    村を救うということはとても素晴らしいことですが、自らを拒絶し続けた村人たちのために、どうしてカエルは、死んでしまうくらいに尽くさなければならなかったのでしょう?

    私の勝手な想像ですが、カエルは、村人たちに後悔してもらいたかったのではないでしょうか。

    あなたたちはボクをこんなに拒絶して虐げたけれども、ボクはこんなに素晴らしいことができるカエルだったんだよ。あなたたちができないことを、ボクはやり遂げたんだよ。

    そう言いたかったのではないでしょうか。

    これは、虐げられたカエルの命を懸けた仕返しだと、私は受け止めました。

    投稿日:2020/06/05

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  • 安直・・

    あまりにもお涙頂戴形式のテンプレートなお話に
    ちょっと面食らってしまった。

    ある村に越してきたカエルを、
    よそ者だからという理由だけで排除する村人と
    それでも、
    ひでりという村のピンチを、雨ごいで助けようとするかえる。
    命と引き換えに雨を降らせたカエルに
    涙する村人・・・。
    涙するのかぁ・・排除しようとしてたのに?雨ごいしてくれたから?
    ちょっといろいろ動機付けが単純すぎるのですよね・・。
    まぁ、単純でいいのだろうけれど
    なんだろう・・この薄っぺらい感じ・・。
    絵の雰囲気なのかしら・・。

    投稿日:2019/12/04

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  • 何故村を救おうとしたのか?
    村人に嫌われていたのに、受け入れてもらえないのに。

    そもそも、旅の途中で、疲れを癒そうと、ほんのいっときとどまろうとしていた村。
    かえるは、村のはずれの沼地の静けさと風景の美しさが気に入り、畔の木陰に小屋を作りそこで暮らし始めた。

    働き者と評判の村人たちを ただただ眺めているのが好きだったかえる。

    村人に認めてもらいたい、心をひらいてもらいたい、という、このくだりのかえるの独白が切ないですね。
    どんなに孤独だったんだろう、どんなに人恋しかったんだろう。
    本当にこの村が大好きだったんでしょうね。

    失って初めて気づく、今は亡きかえるの本意。
    残念ですねぇ〜、村人たちの行いが。

    ハッピーエンドじゃないから、読者も気づけることが多いと思える作品です。

    投稿日:2015/08/09

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