「びくびくビリー」 みんなの声

ＳＩＬＬＹ　ＢＩＬＬＹ
ＳとＢのスペルを入れ替えた題名です。
題名に密やかに何か意味があるような感じがするけど　ご紹介できないのが残念。

グアテマラ（中央アメリカ）のウォリー・ドールが　大活躍！
こどもでも作れちゃうウォリー・ドール。

自称不眠症のあなたにも　きっと　お役に立ちます。眠れない夜に。

ビリーは心配で心配で夜も眠れない。そんなビリーにとおばあちゃんは「心配引き受け人形」をくれた。それなのに、、、。
この本の面白いところは「心配を引き受けてくれる人形のための心配引き受け人形」と二重に心配を取り除くという、回りくどいけれど微笑ましい一面が描かれています。やがてビリーは安心できてぐっすり眠る結末が待っています。こちらまで思わず嬉しくなってしまいました。
おまじないを素直に信じられる子供世代に読むと一層楽しめる作品です。

　子供に限らず大人だって心配性の人はいますよね。その心配を「しんぱいひきうけ人形」が、かわりに心配してくれたら心強いですね。でもこの本の主人公のビリーは、優しいというか本当に心配性というか、心配事を打ち明けた人形のことが心配になってしまいます。
　それを救ってくれたのは…ビリー手作りのたくさんの「しんぱいひきうけ人形のためのしんぱいひきうけ人形」なんです。よかったね。
　このしんぱいひきうけ人形（ウォリー・ドール）は中央アメリカにあるグアテマラという国に伝わる本当にある人形のことなんですね。日本にも「身代わり人形」なんていうのがありますね。

いろいろなことが気になって眠れないビリー。
ある日おばあちゃんが、「心配ひきうけ人形」をくれました。
枕の下にいれると、人形が心配を引き受けてくれて
ぐっすり眠れるというのです。
ビリーの心配性は一筋縄ではいかないのですが・・・。
私はこの「心配ひきうけ人形」の存在を知りませんでしたが、
グアテマラに昔から伝わる人形だそうです。
安心して眠るために、お気に入りの毛布が必要だったり、
ぬいぐるみが必要だったりする子供はたくさんいます。
そんな儀式に必要なものの一つなのかもしれません。
息子は「ドラえもんの道具みたい！」ととても面白がっていました。
道具の効果じゃなくて、気持ちの問題なんだけどな（笑）
ビリーがようやくぐっすり眠るところはちょっと面白いですよ。

心配屋ビリーがびくびくして眠れない夜、
おばあちゃんが心配引き受け人形をくれたのです。
やっとぐっすり眠れるようになったのに、
ある心配事が・・・。
心配引き受け人形は中米グアテマラに昔から伝わっているそうです。
なんかほほえましい風習ですね。
心配を克服したビリーの誇らしい表情がいいです。
ビリーの作った人形達が、本当にニコニコしているのがいいですね。
私も思春期になかなか眠れなかった時がありました。
我が子たちがそうなったら、この方法、試してみようかしら。