表紙から何かワクワクしてきませんか?
鶏小屋の中にぎゅうぎゅうに入っている無数の鶏たち。
しかも、題名は「たまごやき」。
小1の時に「ぼーくの、だいすきな、めーだまやき♪」なんて曲を作曲した長男が
案の定飛びついて読んでいました。
表紙に後姿のある王様が主人公。
いかにも昔話に出てきそうな、ひげいっぱい、ちょっと太った王様です。
ちょっと出来心で鶏小屋の鍵を開けてしまったために大騒動。
王様のプライドがあるので、黙っておくことにするけれど、
決定的な現場をめんどりに見られた王様は・・・。
さながら「王様の耳はロバの耳」。
最後はコックさんの計らいで危機一髪セーフ、でしたが、
今度はコックさん大丈夫?と心配になります。
長新太さんの初期の絵ですが、
赤が主体の画面にもかかわらず、ユーモラスなおはなしに沿って、
くっきりとシンプルな画面になっていて、さすがだと感心しました。
文章は少し長いですが、擬態語も面白いので音読がおすすめ。