とにかく絵もお話も全てにおいて「優しい」絵本だと思います。
アナグマさんはもちろん、森のみんなも
すごくお互いを思いやりあって暮らしている。
絵からそのみんなの優しさが伝わってきて、
読み終わって胸がその優しさで満たされました。
しかも読んでいる途中から6歳の長男が泣いてしまいました。
「なんで泣いたの?」と聞いたら「わかんない・・・」
アナグマと森のともだちの思いが彼の心に響いたんじゃないかな。
生きること死ぬことについて考えられるお話。
決して死は終わりじゃない、そんな風に思えます。
そしてアナグマのように死ぬまでに何かを残せたら、と思いました。
親子でゆっくり秋の夜長に読むのにオススメします。