モチモチの木」 みんなの声

モチモチの木 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1971年11月20日
ISBN:9784265909063
評価スコア 4.83
評価ランキング 153
みんなの声 総数 140
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

140件見つかりました

  • 豆太の勇気に感動!

    • たまっこママさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    臆病者の豆太。
    いつも優しいおじいさん。
    豆太にとって大好きなおじいさんが急病になり、夜一人でおしっこにもいけない豆太が、暗い夜道をお医者さんの所へ走ります。
    怖さより、おじいさんを助けたいという一心だったのだと思いますが、豆太の勇気に感動しました。
    この話を読んで、人の思いやり、やさしさ、そして大切な物を守るための勇気を教えてもらったような気がします。
    滝平さんの迫力ある切り絵もまた素晴らしかったです。
    是非、たくさんの方々に読んでいただきたいお薦めの一冊です。

    投稿日:2007/02/07

    参考になりました
    感謝
    1
  • 自分で自分を弱虫だなんて思うな

    じいちゃん・ばあちゃんっ子の私には、じいちゃんに、諭すような深くて強くて暖かい声で「自分で自分を弱虫だなんて思うな」と言われた気がして、そのひと言に泣けた。

    「自分で自分を○○だ」なんて決め付けるなんて事はしなくていいよね。たとえ、じさまが元気になったあと、豆太がまた1人でショウベンに行けなくなったからって、豆太が弱虫だなんて絶対思えない。

    自分の小学校の教科書に載っていて、挿絵だけだったので、絵本の全ての絵を見たわけではないのに、とても怖かった記憶があった。斎藤隆介・滝平二郎コンビの他の作品は持っているのにモチモチの木だけは、なんとなく敬遠していた。久しぶりに手にとってみて、こんなによい作品だったんだ…と感じています。

    投稿日:2007/01/30

    参考になりました
    感謝
    1
  • 絵もすばらしい!豆太とじいさまの絆も!

    • ねこちんさん
    • 30代
    • せんせい
    • 岐阜県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    まずは惹きつけられる版画絵がすばらしいです。内容も◎です。豆太は普段怖がりで夜はトイレにも一人で行けない・・・それでもじいさまの一大事には勇気をふりしぼって、いえそんなこと考える暇も惜しんで、じいさまを助けるために暗い夜道を走る。この本を読むとどこにもそう書いてなくても、「じいさまの豆太をいとおしいと思う気持ち」「豆太にとって、じいさまは一番大切で大好きな人」という気持ちが、強い2人の絆がビンビンと伝わってくる。今はなかなか祖父母と暮らす子どもは少ないですが、同じような気持ちを感じることができる子どもは幸せだと思います。

    投稿日:2006/12/26

    参考になりました
    感謝
    1
  • 不朽の名作

    • ぽた子さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子4歳

    感動的な内容。
    語り部が語る昔話を聞いているような雰囲気。
    とても、惹きこまれます。
    とにかく、不朽の名作だと思います。

    そして、挿絵。力強い木版画の絵。
    子供の時、この本を見て、版画の魅力に圧倒された記憶を思い出します。
    ずーと忘れずに絵を覚えているという事は、よほどのインパクトがあったということでしょう。

    「やさしささえあれば・・・・」という”じさま”の言葉は、自分の子供にも伝えて行きたい心情です。

    投稿日:2006/10/06

    参考になりました
    感謝
    1
  • 木に灯る火

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    中学生の文化祭で、この絵本を大きく書いて上演しました。

    モチモチの木に灯る火の絵が、とても苦労したのが思い出されます。

    子どもと図書館に行くようになって、再び出会ったときは、あの時のことがはっきりと
    思い出されて、とても懐かしく嬉しかったです。

    その頃は、子どもが小さかったので、小学生になったら読んでやろうと思いました。
    しかし、息子はものすごく怖がりで、少しでも怖い事があると、
    なかなか寝付けず、眠っても怖い夢を見るので、読んでやれませんでした。

    高学年になって、やっと読んでやりました。
    豆太の気持ちが痛いほどわかる息子でした。

    投稿日:2006/08/30

    参考になりました
    感謝
    1
  • 挿絵の迫力が印象的

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子6歳

    子どものころ読みました。いえ、読んだ【はず】です。
    『モチモチの木』という名前を忘れたことはなかったからです。
    しかし、先日図書館で借りてわかったのは、ストーリーだけ全部
    記憶から飛んでいたということでした。
    それだけ、滝平二郎さんの挿絵のインパクトは強烈だったのです。

    懐かしいのに初めて会うような、不思議なドキドキ感に誘われ、
    開いた『モチモチの木』の世界は、とっても感動的でした。
    豆太とじさまの確かな絆は、親子のそれと共通していました。
    豆太の成長を温かく見守るじさまの目が印象的でした。
    そして、モチモチの木=トチの木だったというのも改めて知りました。

    挿絵の迫力と裏腹に(子どもたち曰く「怖い…」)、心がホッと温まる
    作品です。今は亡き祖父母のぬくもりを思い出しました。

    投稿日:2006/08/07

    参考になりました
    感謝
    1
  • 少しずつ、、成長

    臆病者でねしょんべんたれの豆太。やさしいおじいさんとふたりで暮らしています。豆太は、家のそばにある「モチモチの木」をこわがって、ひとりでせっちんにもいけません。木の実でつくる餅は大好きなのですが。

    ある日、大好きなおじいさんが、深夜に倒れてしまいます。豆太は勇気を振り絞り、お医者様を呼んできます。そして帰り道にみたものとは。。

     影絵のような印象的な挿絵は、日本人ならどこかでみたことがあるなというもの。独特な日本らしさを醸し出しています。
     絵本に「よんであげるなら小学校低学年」とあります。ちょっと古い言葉が出てくるので(せっちん、しもつきなど)説明を加えていくならそれくらいの年齢がちょうどいいのでしょう。

     勇気と成長の物語だと思います。私個人が一番気に入ったのは、豆太が一気には成長しないところ。お医者様を呼んできたあとも、またおじいさんに甘えているという部分です。子供ってこういうふうに少しずつ積み重ねながら成長していくのですよね。

    物語のクライマックスシーンの美しさは圧巻です。
    ぜひ、一度手にとって頂きたい本です。

    投稿日:2006/05/06

    参考になりました
    感謝
    1
  • たくさんの愛情をもらった子は強くなれる

    • 花ぶらんこさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子11歳、女の子8歳

    私が小学生だった時
    担任の先生が朗読の時間に、読んでくださった本です。
    表紙が怖かった。
    でもお話が進むとどんどんと、引き込まれていきました。
    弱虫・豆太が、じさまの為に
    泣きながらひたすら走って、山を駆け下りて行き
    お医者様を呼ぶところは
    ホロリとさせられます。
    勇気が持てたんですね。じさまからたくさんの
    愛情をもらったんですもの。
    「モチモチの木」に火が灯るページはただただ美しい。

    朗読が終わって学級文庫に返されても
    いつも人気があって、
    私はとうとう母にねだって、この絵本を買ってもらいました。
    今もここにちゃんと残っています。

    投稿日:2006/05/04

    参考になりました
    感謝
    1
  • 全体に漂う緊張感

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子6歳

    表紙からして物凄いインパクト。何かありそうと思わせる絵本です。
    「モチモチの木」という枝の絡まりあった、深さと怖さと威厳を持った木を描くのに、滝平二郎さんの切り絵はこれ以上ないくらい合っています。豆太じゃなくても、夜中にこんな迫力のある木を見るのは御免こうむりたいと思ってしまいます。
    モチモチの木の迫力ある姿を中心に、この本には全体的に重い感じ・息を潜めた感じが漂っているような気がします。夜になると、物音一つしない静寂がやってくる、こんな緊張感が滲み出ています。昔の田舎はこんな風だったんだなと思われます。
    こんな緊張感や重さがずっと本を支配していく中で、突然モチモチの木に灯がついているシーンで張り詰めた空気が一変して柔らかくなり、その一瞬の変化故に豆太の感動が読者の感動として押し寄せてくるのです。

    絵本の読み聞かせ講座を受講した時の講師の方は、最後が「次の日からも じさまを起こした」という元と変わらない状況なので、成長がないと、この本を読み聞かせには適さない本としていました。
    でも、この重苦しさや緊張感は、なかなか他の本に見出すことは出来ないことだけでも、この本を読む価値は充分にあると思います。

    投稿日:2006/04/18

    参考になりました
    感謝
    1
  • 感動の1冊。

    図書館で借りて読みました。まだピンとこない様子でしたが,私が感動しました。読んでいてじわーっと自分とおばあちゃんの関係を思い出しました。すぐに購入しました。子供にも理解してほしいので,また時期を見て読みます。子供たちは絵を怖がってしまいますが,この絵がいいのに!!と私。早く一緒に感動したいです。

    投稿日:2006/04/16

    参考になりました
    感謝
    1

140件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / おおきなかぶ ロシアの昔話 / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ひつじシステム
    ひつじシステム
    出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
    めくるめく羊の世界!羊を数えると眠れるらしい。羊が1匹、、2匹、…108匹、ちくわ!、そうめん!?…


ねこねこ日本史シリーズ 累計190万部突破 日本一かわいくて学べる歴史マンガ

全ページためしよみ
年齢別絵本セット