「ね、おともだちになって!」このセリフが、つぼにはまるのか、ゲラゲラ笑いながら聞いている娘のお気に入りの絵本です。娘が絵本の読み聞かせで、声をあげて笑ったのは、この絵本が初めて。娘にとっても、私にとってもとても思い出深い絵本です。
おともだちになって!」と一生懸命たずねているのに、無視されっぱなしのねずみくん。なんだか読んでいて、かわいそうになってきます。
これは、ねずみくんが尻尾に向かって話しかけているので、みんなは小さいねずみくんのこと、気付かないのかしら。尻尾に乗っかったり、ぶら下がろうとするだけじゃなくて、ちゃんとアピールしなきゃダメよ。なんていろいろ考えちゃったりして。
最後には、可愛いねずみのガールフレンドがちゃんとできるので、一安心ですが・・・。
問題は、ねずみくんを狙っているであろうヘビの存在。「早く気付いて!!」と思わず、ねずみくんのことを心配してしまいます。でもちゃんとガールフレンドと一緒に、木の穴の中に巣を作って入ってしまったので、これまた一安心です。しかしこのヘビは、とてつもなく長いですね。
また、最後のページの愛をささやいているだろう、2人の見つめあう姿がなんとも可愛いのです。
ねずみくん、お友達と恋人と一緒に手に入れることができて本当によかったね。