深く考えない。深く追求しない。
ナンセンス絵本を読む時は、素直に笑えばいい。
最近、ようやく長新太さんの作品にもなれてきました。
今回の絵本は、キャベツくんシリーズの中の一冊。
お馴染みのキャベツくんとブタヤマさんがでてきます。
そして、ゲストのトンカツ(さん)が、登場。
ブタがまるごとトンカツにされているようで、
ブタヤマさんみたいなちょびひげまであります。
それが、笑いを誘います。
そして、トンカツ・ソースまであらわれます。
キャベツくんもブタヤマさんも、トンカツのいいにおいに堪りません。
夜になり、食欲がピークに差し掛かった頃、
細い月が降りてきて、「パクリ!」とトンカツを食べてしまったのです。
キャベツくんも、ブタヤマさんもびっくり。
そして、私達も口をあんぐりあけたまま。
言葉がでませんでした。
トンカツを食べたお月さまは、満月になって静かに昇っていきました。
「あ〜、食べられちゃった・・・」
最後の意外な展開に驚き、面白さを隠せませんでした。