バムとケロとの出会いは息子が2歳になった時でした。息子にはまだ少し早いかな?と思いながらも読み聞かせをすると「もっかい」が止まらずたどたどしい言葉で暗唱してしまうほどでした。私自身も絵の細かいところに隠された仕掛けを発見する度に小さな喜びを沢山感じ、親子で何度も読み返してきたそんな絵本です。一見するとしっかり者で何でも出来て世話好きなバムですが、実は怖がりなところもありそんなピンチな時は上手い具合にケロを誘導して2人で乗り越えます。ケロは悪気のないイタズラ好きで、まるで我が子を見ているようなのですが、そんな部分が愛くるしく憎めない存在です。ケロはいつもバムを頼っているかのように見えてバムもケロに助けられたり、そんなバランスの取れたバムとケロの掛け合いが大好きです。また2人の人間味のある表情も堪らなく愛しいです。
今回30周年を迎えられたこと、バムとケロがはしゃいで喜び仲間も呼んでお祝いのパーティーなんかをしているのではないかと様子が目に浮かびます。