家族の誰かが、病気や怪我で入院するというのは、とても大きな出来事です。
たとえ、何日かの事であっても、その間にいろんな思いが過ぎりますね。
あさえちゃんの、心の葛藤がひしひしと伝わってきて、いじらしさにキュウンとなります。
それだけに、一生懸命考えて行動するあさえの成長をが、とても嬉しいのです。
自分が一番大切にしているものを、手放すということ。
大切なものを、大切な人に。
このデリケートなテーマを、絵本の中で表現しているように思います。
余談ですが、子ども達のヘアー・スタイルがとても好きです。
さらさら・ふわふわした感触が伝わってきそうな気がしませんかァ。
きめ細かい、ぬくもりのある描き方が素敵ですね。