「どんぐりむら」シリーズを読むのはこれが初めてです。
本当は、第1作目から借りたかったのですが、人気の絵本で予約がいっぱい。
とりあえず、この作品から読んでみることにしました。
読み始めて最初に感じたことは、キャラクターの設定がしっかりしているなって思ったこと。
最後の「どんぐりむらのなかまたち」の紹介を見て、
やっぱりって思いました。
それから、「どんぐりこうばん」を始め、「どんぐりゆうびんきょく」
「どんぐりぼうし」「どんぐりえん」など、いろんな施設があって、
しっかりとひとつの村を形成されているみたいなので、
なかやみわさんの頭の中では、村の地図がしっかりできてるんだろうなって感じました。
さて、お話は、おまわりさんに憧れ、こどもおまわりさんとして頑張るいっちと、
それを温かく見守るおまわりさんとの交流が描かれています。
おまわりさんは、子どもたちにとっては憧れの職業。
素敵なお仕事だけど、でもとっても大変な仕事です。
いっちくんも、こどもおまわりさんとして頑張ります。
小さいながらも一生懸命、こどもおまわりさんの役目を果たそうとします。
小さくてまだまだ出来ないこともいっぱいあるけど、
それでも頑張る姿に、胸が熱くなりました。
もうひとつの楽しみ方は、サブキャラたち。
本編とは関係ないけれど、ひとつぶひとつぶ、それぞれの物語があって、
この村で生きているんだな〜って思いました。
特に気になったのは、カメラマンのかしわさん。
あちこちに出没していますね。
それから、掲示板。
じっくり読んでいくといろんな変化があって楽しめました。
あかいぼうしの落とし主が見つかって良かったね。
『「ありがとう」そのひとことがうれしいね!!』
おまわりさんやってて、やっぱりありがとうって言葉は宝物のようなもの。
この張り紙、気に入りました。
隅から隅まで楽しみがいっぱいで、
これは、親子でじっくりと読むのが一番いいなって思いました。
そうそう、「どんぐり新聞」?
これは、絵本を買った人だけの特典みたいですね。
いろいろじっくりと楽しみたい方は、購入することをおすすめします。