小鳥に恋い焦がれる岩山。
一体これからどうなるんだろう、寂寥感ばかりで胸がぎゅっとなった時、
山に変化が起こりました。
涙が流れとなって現れたのを見たジョイが起こした行動は、種を運ぶこと。
つれない返事をしてきたジョイも、自分の事を楽しみに待っていてくれる
山を好きで、この時を待っていたのだろうなと思います。
文章が多めですが、エリック・カールさんの絵がとてもおはなしに合っていて、
あまり長さを感じさせませんでした。
最後の絵に、「ジョイと娘たちだね」と嬉しそうに娘が言うのを聞いて、
幸せな気持ちになりました。