クモの糸をとらえた写真絵本。
もちろん、作り手のクモも写っていますから、その筋が苦手の方はご遠慮ください。
題名のとおり、クモの糸の様々な様子を撮ってあって、雨の水玉がついたところなどは、
やはりきれいですね。
田んぼにかかったクモの巣というのははじめて見ました。
クモが巣を作っている様子も興味深いです。
私は子どもの頃、『シャーロットのおくりもの』というアニメ映画を見て、
それ以来、益虫でもあるクモを駆除する気になれません。
もちろん、立派なクモが怖いのには間違いありませんが。
そう、クモの巣での虫たちの捕獲は生きていく上で必要なことであり、
残酷にも感じますが、それも、弱肉強食の世界と同じことです。
もちろん、そのシーンも掲載されていますので、そのあたりのことも感じ取ってほしいです。
あとがきによると、この本ができるまで、撮影に2年をかけたそう。
クモの観察のきっかけになるといいですね。