小さい頃から馴染みのあるわらべ歌が、温かな昔の日本の風景とともに描かれています。
桶で豆腐を運ぶ人、おんぶ紐で人形を負ぶって遊ぶ女の子、茅葺屋根の家…。素朴でのどかな昔の人々の生活を垣間見ることができます。
「さよならさんかく」の歌は、あとがきにもあるように、地方地方でかなり違っているようですね。いくつか紹介されていますが、なかなか衝撃的な内容もあります。(18禁的なものあり、差別的なものあり…。これを子どもに歌って聞かせるなんて!!おおらかな時代だったということでしょうか??)
衝撃的な内容の是非はともかく、わらべ歌はそれぐらい、人々の生活に生き生きと密着していたということなのでしょう。