文章を読んで、ちょっと違和感を覚えました。
梶山俊夫さんが絵を描いた「泣いた赤おに」と文章が少し違うのです。
梶山版は、原作全文を載せていると記載されています。
この池田龍雄版は、作者自身が簡略化したものでしょうか?
タイトルも文章もひらがなに置き換えたのだから、子どもたちをイメージしての修正のはずです。
でも、絵本としてみた時、赤おに青おにはいかにも人間的です。
大人の目線で見ると、気弱な赤おにタイプ、赤おに思いの青おにタイプの誰かを想像できてしまいます。
そうであれば、赤おにと青おには絶対に再会しなくてはいけないと思うのです。
続編を考えるのは各人の課題でしょうか。