名画「モナ・リザ」が、自分の絵の半生(まだあるから生涯じゃないかな)を語る絵本です。
てっきり、フィクションの謎解きみたいな絵本かと思ったら、ちょっぴり歴史のお話でした。
私はルーブルで彼女を見たときの印象が、「小さいな、意外と薄暗いな、でもすごく不思議な感覚に襲われるな」と、しばらく眺めてやまなかったのを覚えています。
だからこそ、こんなに波乱万丈な?半生を送った名画のお話は、ゆっくりと楽しめました。モナ・リザを常に想像しながら。
お子さんに読まれるなら、モナ・リザ 彼女に出会ってからの方が、
お話にも吸い込まれるかもしれません。
素直にそう感じる絵本でした。