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大平原の町の一年。
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投稿日:2024/06/26 |
1900年頃。
アメリカの大平原に鉄道が敷設され、駅ができて、その周りに人が集まり、町が生まれました。鉄道はどんどん西に延び、町も人も、どんどん増えてきました。
そんな町の一年が、細かな銅版画で綴られています。版画には、活気溢れる新しい町に住む人びとの、楽しさや辛さや嬉しさや…ささやかな日常のシーンがふんだんに描きこまれていて、見ていると時間が経つのを忘れてしまいます。
訳者が扉で書いたように、アメリカの西部開拓の歴史は明るい一面ばかりではありません。でも、今、この時を一生懸命に暮らす人びとの生活の悲喜こもごもは、心に沁みました。
絵の中には、小さな物語がたくさん隠されていて、それを探すのも楽しいです。巻末にヒントもあります。
何度も繰り返し眺めたい1冊です。
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川沿いの町をじっくり眺める。
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投稿日:2024/06/26 |
北アメリカの大きな川沿い。
列車と船が交わる、交易の拠点にできた小さな町の一年が、細かな版画で描かれています。
夏に水辺が賑わったり、冬には川が凍りついたり、春の大水に困らされたり…自然と一緒に暮らす人びとの様子をじっくり眺めるのですが、面白いのは、視点が少しずつ変わるところです。同じ川の上流にいってみたり、下流に行ってみたり、少しひいたり、近づいたり、小さく描かれた町の中に入ってみたり、さらにその町のお店の中に入ってみたり。読めば読むほど、発見があって、リバータウンに滞在したような気分になります。
プレーリータウン同様、小さな物語もたっぷり隠されていて、こちらも面白いです。あとがきにある、魔女、が最高でした。
シリーズで揃えたい、1冊です。
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不思議な味わい。
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投稿日:2024/06/24 |
表紙には探検隊らしいおじさんの絵。砂漠に雪が降っている様に見えます。どんなお話か想像しながら本を開くと、そこにはピンクと白で描かれた、なんとも可愛いうさぎの絵。いったい、どんな物語が始まるのだろう…と、ドキドキしました。そして、そのドキドキは物語の終わりまで続きました。
絵も文章も、シンプルなのだけれど、すごく説得力があって、読後の余韻たっぷりな、不思議な味わいの1冊でした。面白かったです。
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魂のつながり。
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投稿日:2024/06/24 |
原題は、THE STONE LION。
図書館の入り口に座っている、立派なライオンの石像の物語です。
石のライオンは冷たくて、嬉しいとか悲しいという気持ちがわかりません。でも「動いてみたい」という気持ちだけは持っていました…。
静かに、着々とすすむお話に引き込まれ、途中から涙が止まりませんでした。
誰かのために、何かを諦めることとか、誰かを心から思うこととか、互いに思いやる事ができる幸せとか…そういう事を改めて考えさせられた1冊でした。
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「ナマハゲくん、ほうちょうは おいとこか」
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投稿日:2024/06/24 |
オニのサラリーマンシリーズ、第五弾。
サラリーマンのオニガワラ・ケンが勤めるじごくカンパニーに新入社員がやってきます。
今回も、期待通りの面白さでした。まず、新しく入ったメンバーがふるってます。鬼ヶ島出身のオニタロー、羅生門出身のオニマロ、男鹿半島出身のナマハゲって…よくぞ集まりました。
新オニ社員たちは様々な地獄の研修を受けるわけですが、どのページも小ネタ満載、まさかのあの人(?)も登場し、声を出して笑ってしまいました。
大いに笑って、元気になれる1冊です。
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幻想的な絵とお話。
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投稿日:2024/06/24 |
開いたままの蛇口から出てくる水が、たまって、はねて、すべって、落ちて…そうしてできた、水おとこ。
人間の姿ですが、人びとから隠れるときには水と混ざり合って、姿を消すことができます。思いやりの心があって、帰る場所を探していて、どう捉えてよいのか…なんとなく宙ぶらりんのまま読み進めました。
物語に出てくる、コルティチェッラは実在の町なので、もしかすると小便小僧のいる泉もあるのかもしれません。
☆×3、と思いましたが、水おとこの青と、そのフォルムが美しいので☆×4にしました。
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重なるイメージ、何層にも広がる「おばけもも」の世界
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投稿日:2024/06/23 |
背表紙をみて「ん?映画の焼き直しかな?」と、あまり期待をせずに手に取りました。表紙をめくると、びっしりと虫が描かれて、まるで図鑑のよう。「これは…?」とパラパラとページをめくってみると、見応えのある絵が連なっていました。キャラクターデザインは、映画と同じです。腰を据えて読んでみて「いい本に出会えたなぁ」と思いました。
ロアルド・ダールさんの原作、実写とストップモーション・アニメがミックスされた映画、本作のイメージが立体的に重なって、ジェームズくんの物語に、より深く触れた気がしました。
「絵本ナビ」の解説を読んで、レイン・スミスさんが、映画のアニメパート担当されていたと知り、納得。
この本を含め、『おばけ桃の冒険』、名作です。
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アーサー・ガイサートさんのルーツ
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投稿日:2024/06/23 |
ガイサートさんが子どもの頃、銅版画家のおじいさんをお手伝いしていた様子を通して、銅版画が生まれるまでが描かれています。
本全体に、ガイサートさんの銅版画や家族への愛が詰まっていて、読んでいて、あたたかくて幸せな気持ちになりました。
仕事場の様子(シンクやプレス機、ストーブの形、薬品のボトルや小道具など)は、興味深くもあり、美しくもあり、見ていて飽きません。
あとがきも読みごたえがあります。
大切な1冊、だと思います。
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お誕生日!
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投稿日:2024/06/23 |
明日がお誕生日のくろくまくん。お友達みんなに「あした なんのひか しってる?」とたずねて回ります。でも「くろくまくんのお誕生日」と答えてくれる人は誰もいません。みんなが誕生日を忘れちゃったのでしょうか?
お誕生日を楽しみにしているくろくまくんの、ドキドキやワクワクや、あれれ?や、色んな気持ちが伝わってきます。
エンディングも、とても幸せな気持ちになりました。
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くろくまくん、お菓子作りデビュー。
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投稿日:2024/06/23 |
くろくまくんが歩いていると、とってもいい匂いがしてきます。ぴんくまちゃんがお菓子を作っているのです。ぴんくまちゃんに誘われて、くろくまくんも、一緒にクッキーを焼くことになりました…。
2匹のお菓子作りの様子が、大人と子どものお菓子作りの様子によく似ていて、微笑ましい気持ちになりました。子ども達をお菓子作りに誘うキッカケになりそうな、1冊でした。
そうそう。出来上がったクッキーを森の仲間たちが選ぶ場面、誰がどのクッキーを選んだのか推理できるのですが、「…」の台詞の主にフフフと笑いがこぼれました。細かい演出が楽しいですね。
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