
まな板、お鍋、コック帽、キャベツ…。
			一見、絵本と関係がないように思えますよね。でも、これらが登場する絵本があるんです。
			『まないたにりょうりをあげないこと』『りょうりをしてはいけないなべ』
			『コックのぼうしは しっている』『キャベツがたべたいのです』
			…なんとも不思議なタイトルたち。実はおはなしも、とーっても不思議なんです。
			この不思議な絵本を生み出した絵本作家シゲタ サヤカさんが最新作を持って絵本ナビへ遊びに来てくれました。
			最新作の製作エピソードや、絵本作家になった経緯まで、今回もたっぷり質問に答えてもらいました!
- オニじゃないよ おにぎりだよ
- 作:シゲタ サヤカ
- 出版社:えほんの杜
おにぎり好きのオニ達が、人間の落としたおにぎりを拾って食べて、大ショック!
				「ひどすぎる!こんなまずいおにぎり、食べてるなんて!」
				「おれたちが、ほんとうのおにぎりの あじを おしえてやる!」
●シゲタ サヤカ流 おにぎり絵本
─── 今日、社内のメンバーにシゲタさんの作品を読み聞かせをしたんですよ。そうしたら、もうドッカンドッカン大うけでした!(笑)
本当ですか!嬉しいです。
─── その時、新作の『オニじゃないよ おにぎりだよ』も読んだのですが、オニたちの姿がページをめくるたびに衝撃で…(笑)。何でこんな話を思いつくんだろう…って、すっごく不思議でした。
この、『オニじゃないよ おにぎりだよ』は元々、オニの話を作るということからスタートしたんですよ。
─── なぜ、オニを主人公にしようと思ったんですか?
 実は私、オニとコックさんが大好きなんです。
実は私、オニとコックさんが大好きなんです。
			デビュー前からずっとそのことを言っていたら、編集さんが覚えていて、「オニで話を作りませんか?」と持ちかけてくれたんです。
			打ち合わせをする中で自然と「“オニ”と“おにぎり”って似てますよね…」って流れになって、少しずつ内容を膨らませていったんです。
			これが最初のラフなんですが…。
			最初はおにぎり屋さんを開く設定で、オニの数も沢山いました。
─── すごい、こんなにラフを描かれたんですね! 
			あ、でもオニの特徴は最初から一貫してますね…だらしないところが(笑)。
そうなんです(笑)。
			“だらしなさ”と、“人間に対する勘違い”は最初からオニの基本に考えていました。それと人間と交流させるときに、ちょっと空気の読めないオニにしたいなというのも(笑)。

			▲たくさんのラフ画を見せていただきました!ストーリーもかなり変化しています。
─── お話に出てくるおにぎりの量もすごく沢山ですよね。
原画を描いているときに、おにぎりの数を数えてみたんですが、全部で2000個くらいおにぎりを描いていました。
			今回、編集さんと一緒におにぎり専門店に取材に行って、美味しいおにぎりの作り方を教えてもらったんですよ。冷めても美味しいお米の炊き方とか、塩加減とか、おにぎりの具も定番のものからかなりユニークなものもあって、それがすごく参考になりましたね。
			このおにぎりは実際におにぎり屋さんで見たおにぎりの形をまねているんです。
─── なるほど〜。だからこんなに、ひとつひとつのおにぎりが美味しそうなんですね!
			あとやっぱり見逃せないのが、『キャベツがたべたいのです』のやおやのおじさんが登場していることなのですが…。
そうなんです!
			このおじさんは、ヤオヤのおじさんのところから暖簾分けをしたチョウチョで、新しい街でお店を開いたという設定なんです。
			ちゃんと『キャベツがたべたいのです』の編集さんに出演許可をもらって、描かせてもらいました(笑)
─── そんな設定があるんですね〜。作品を跨いでキャラクターが行き来しているのは、ファンとしてはとても嬉しいですよね。
			カバーに描かれているおにぎりの絵を切り取って、おにぎり屋さんごっこができたり、表紙ののりの部分を切り抜いて、顔を入れて遊べるしかけがあることも、とても面白いなと思いました。
カバーのしかけは「絵本を読んだ後にも、楽しんでもらえるにはどうしたら良いだろう…」と考えて作りました。実際に絵本をプレゼントした親戚の子たちがおにぎりになって遊んでいる写真を見せてもらって、すごく感動しました!
			見返し部分で、自分のお気に入りのおにぎりの絵を描くこともできるので、色々遊んでほしいと思います。




 
		
		





 可愛い限定商品、ゾクゾク♪
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