
今週の絵本売上ランキングBEST10【2016/5/29〜6/4】

今週はどんな絵本が話題になっているでしょう?
【2016/5/29〜6/4】の絵本売上ランキングBEST10を発表します。
今週はあの絵本+あかちゃん絵本が強い!
「ねないこ だれだ」
作・絵:せな けいこ
出版社:福音館書店
こんな時間におきてるのだれだ? ふくろうにどらねこにどろぼう……。そうら、もうおばけの時間なのに――。
寝る時間を決めていても、子どもはなかなか寝ないもの。
夜は子どもが起きている時間ではありませんよ、というメッセージですが、子どもにとってはなかなか怖いようです。なんといってもおばけにされて、手をつかまれておばけの世界に連れて行かれるのですから…
連れて行かれたままお話が終わりますのでインパクトがあります。
こういった怖いお話は、ママやパパや大好きな大人が読んでくれるという安心感があってはじめて楽しめるもの。おばけの世界から子どもが帰ってこられるように、優しく読んであげるとよいのではないでしょうか。
いまや、あかちゃん絵本の大定番!ページをめくると…?
「くっついた」
作:三浦 太郎
出版社:こぐま社
どんなにいらいらしていても、どんなに怒っていても、自分のほっぺと息子のほっぺが「くっついた!」なんてしたらもう万事OK、笑うしかありません。これだけはママの特権(期間限定ですけどね)。
更にこの絵本、ほっぺだけじゃなくて、色々くっついちゃうんです。ページとページをはさんで「金魚さんと金魚さんが くっついた」「ぞうさんとぞうさんが くっついた」こんな単純な話なのです。なのに力が抜けてつい笑ってしまう。 子どもを喜ばせようとして読んでいるのに、読んであげている方が喜んでしまっている・・・という場面が簡単に想像できる楽しい絵本です。
作者の三浦太郎さんはボローニャ国際絵本原画展に4度も入選していて、海外でも絵本が出版されている新進気鋭の絵本作家さん。この「くっついた」は日本の子ども達に向けての初の作品です。ご自身に赤ちゃんが生まれて、子育ての中の触れ合いの中から生まれたそうです。
「なにかとなにかがくっつくことは幸せなことで、そこからすべてが始まるんだと実感しています。」なるほど・・・。
最後はパパも一緒にほっぺをくっつけて、3人で「くっついた!」。
ヨシタケシンスケさんの作品は子どもにも大人にも大人気!
「このあと どうしちゃおう」
作:ヨシタケシンスケ
出版社:ブロンズ新社
しんだおじいちゃんがかいた「このあと どうしちゃおう」ノートがでてきた。「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が、かいてある。「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」......なんだかおじいちゃん、たのしそう。でも、もしかしたらぎゃくだったのかもしれない。ぼくだったら、どうしちゃおうかな。いま、いきているあいだに、かんがえてみよう!
夢がある
死んでしまったあと、どんなことしたい?どうなりたい?どうしてほしい?
夢のような、ありえないけどワクワクしちゃうようなお祖父ちゃんのノート。
本当、なんでこんな楽しそうなノートを書いたんでしょうね、きっと心細いからこそ書いたように思いましたけど、ユニークで素敵なお話だなと思いました。
そして、オチにやられました(笑)
(lunaさん 30代・ママ 男の子6歳)
● 4位
「あな」
作:谷川 俊太郎
絵:和田 誠
出版社:福音館書店
日曜日の朝、何もすることがなかったので、ひろしは穴を掘りはじめた。誰のものでもない、自分だけの穴……。子どもも大人も引き込んでしまう世界です。
● 5位
● 6位
● 7位
「いないいないばあ」
文:松谷 みよ子
絵:瀬川 康男
出版社:童心社
「赤ちゃんと、どんな風にコミュニケーションとったらいいでしょうか?」こんなお問い合わせをいただくことがよくあります。この絵本はそんな赤ちゃんとご家族にぴったりの絵本です。「いない いない ばあ」と語りかけて一緒に楽しむことで、大人もあかちゃんも笑顔になり、心の交流を通じて親子の信頼を深めるきっかけになります。そんな読者の皆さんの体験や信頼が口コミで広がり、支持され続けてきた絵本です。
● 8位
「だるまさんが」
作:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
だ・る・ま・さ・ん・が・・・・ページをめくって、あらら!びっくり!大わらい!声にだして読んでたのしい、見てたのしい、とってもキュートなファーストブックです。
● 9位
「くだもの」
作:平山 和子
出版社:福音館書店
すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、日常子どもたちが食べるくだものを、まるで実物かと思わせるほど鮮やかに描いた、いわば果物の画集。
● 10位