
買いものを通じて、子どもも国際貢献できる!!
フェアトレードは「公正な貿易」などと訳され、 途上国の原料や製品を適正な価格で取引することで、 生産地の労働者の保護、自立を目指す貿易のしくみです。 その発祥は第二次世界大戦後の欧米ですが、 最近は日本でもフェアトレードに関する動きが活発になってきました。 2011 年、熊本市がアジア初・世界で1000 番目の フェアトレードタウンに認定され、2015 年には名古屋市の認定が 見こまれています。 また、イオンや無印良品、森永製菓などの大企業が フェアトレード製品を扱うようになってきました。
この本ではフェアトレードについて、その背景や日本とのかかわり、 私たちにできることなどを、豊富な写真をまじえて解説。 ルビ、さくいん付きで、子どもから大人までやさしく学べます。
図書館向けの児童書として、フェアトレードをテーマに取り上げた シリーズはほぼありません。 このシリーズは、日本に生きる子ども自身が実際に何をできるかを 考えてもらうため、次の一歩を指ししめす本にしたいと考えます。
【『考えよう! やってみよう! フェアトレード』全3 巻刊行予定!!】 @フェアトレードって、なんだろう? 本書15 年8 月発売 A途上国と日本の関係 15 年10 月発売 B日本の公正な貿易 15 年12 月発売

フェアトレードという言葉を耳にはするけれど、仕組みをあまり理解できていなかった私にはうれしい本です。
一般貿易の流れを改めることで、原産者の貧困が改善されることも理解できました。
ただ、一般消費者がそれを購入することで、どれだけ社会貢献できているかという実感は今ひとつ得られません。
理解と実感の距離感を埋めていくことが、今後の課題でしょうか。
良い物を見定める力も必要かも知れません。
フェアトレード商品が、様々なカテゴリーで増えていけばいいですね。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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