
第60回産経児童出版文化賞 大賞受賞! アロワナ、ピラニア、プレコ、グッピー…。多摩川には熱帯の外来種がいっぱい! この魚はどこから? 魚たちをどうする? 多摩川から日本の環境を考え、いのちと向き合う。

「タマゾン川」。
少しの揶揄、少しの知識、少しの笑い…そういうものを含んだ単語、ぐらいにしか思っていませんでした。
違いました。
多摩川の、中・下流域の8割が下水処理水であること。多摩川が電気の川(電力で生きている川)であるということ。そして、外来種・在来種のこと、生き物を飼うという事、食べるという事…とにかく、知らなかった大切なことが、この一冊に詰まっていました。
本に出てくる「おさかなポスト」は、スタッフの高齢化などにより閉鎖、著者の山崎さんは亡くなられたとのこと。
この本に書かれた大切なことに、多くの人が気づき続けられるように、大人にも、子どもにも、お勧めしたいです。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子14歳)
|