
太平洋戦争の頃、北国の海辺の村にオス馬が生まれ、マサテルと名づけられました。当時、馬はトラックや乗用車の代りとして使われ、マサテルも都会のばんば隊にめされ働きはじめました。

水上勉の書いたもので、絵はイギリス人のデビッド・マッキーという異色な作品です。
軍馬として徴用された、馬のマサテルの生涯が淡々と語られています。
幸いにも戦地まで行くことはなかったけれど、馬も大変だったのだと思いました。
水上勉独特の語りを、マッキーが日本人であるかのように視覚化しています。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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