
じいちゃんが、孫のハナやタロくらいの子どもだった頃。戦死した父ちゃんにかわって、母ちゃんは一日中働きとおしだった。海辺の村に空襲警報のサイレンが鳴りひびく。機銃掃射をあびて、親友のハルオが死んだ。じいちゃんは、指二本打ち砕かれたが助かった。ハルオにもらったナイフが弾からじいちゃんを守ったのだ――。

久しぶりの梅田俊作さん作品。
タイトルからは想像できない、痛烈な内容でした。
おじいちゃんの作るたけとんぼは、戦争で死んだ友だちから譲り受けた技とナイフで作られていきます、
しかもそのナイフが戦闘機の機銃掃射から命を守り、手渡した友だちは死んでしまったという出来事に、鋭い苦痛を覚えました。
親兄弟を戦争で失い、人の心も異常だった時代の海辺の物語。
創作だそうですが、巻末に掲載されているナイフの写真が、物語を生々しくしています。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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