
シロクマが絶滅の危機にあるのはなぜか。知られていなかった本当のシロクマの生態を、親子のシロクマの姿を通して、子どもにわかりやすく紹介した日本初の写真絵本。大人向けの詳しい解説文付き。

作者の伊藤年一さんて、なかなか面白い経歴の方で、早稲田大学卒業後学研入社。図鑑係を作っていたそうですが、テレビチャンピオンの「おもしろ動物王選手権」でチャンピオンになったこともあるそうです。
この作品は写真絵本です。北極の地で生まれた双子のこぐまの子育てを追ったもので、親離れするまでの約2年半を描いてくれています。
1枚1枚の写真はどれも見ごたえがあります。
本文は小学生くらいなら理解できる内容の文章ですが、その下にもう少し突っ込んだ解説が、もう少し小さな字で載っています。
さらに最後には著者からのあとがきと、WWFの佐久間浩子さんからのメッセージも載っています。
“WWF”って、知ってますか?日本語でいうと「国際自然保護団体」です。
“レッド(データ)・リスト”は?「絶滅の恐れが高い、個体数が激減した生き物のリスト」のことをいいます。
このレッド(データ)・リストに載っていた「ホッキョクグマ」は1996年に一度リストから外された(つまり、つまり個体数の減少が落ち着いた)にもかかわらず、約10年後にまたリストに載ってしまいました!
それはなぜか?この絵本を見れば推測できます。
人として、考えさせられる作品ですが、写真絵本としてのつくりがしっかりしているので、
ただかわいい「ホッキョクグマ」の姿を見るだけのつもりでも手に取ってもらいたいです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子16歳)
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