ジャンは猛獣のライオンも、背の高いキリンも、暴れん坊の大きな像だって、へっちゃら!ある日、ショックで倒れてしまうママ。ママがいなくなってしまうかもしれないと思った時、ジャンははじめて恐いという気持ちを知ります。
こねずみのジャンのお話です。
ジャンは怖いものがなんにもない。
だから、怖いものしらずのジャンと呼ばれている。
ジャンのママはとっても怖がり。
ジャンがなにかをするたびに、ドキドキしてしまう。
ある日、ねずみのむらに、スズメバチに刺された「ゾウ」がやってきた。みんな怖くてにげだした。
が・・・
ジャンだけは違う!
ジャンは、ゾウの上にのぼって、のぼって、目の前まで行き、両目を覗き込んで怖い顔をする。
ゾウは怖くなって逃げ出す。
みんながジャンに拍手するが、ジャンのママは・・・
道の真ん中で、たおれたまま動かなくなった。
ジャンはうまれて初めて、怖くなった。
ママはジャンのことを心配しすぎて、気を失っていただけだった。
それ以来、ジャンは怖がりになってしまったお話です。
子供も熱心に聴いてくれました。お母さんも、あなたたちが、怖いことしてると、ドキドキするんだよ。とお話しました。
心の隅にでも、この話を置いていて欲しいです。 (NON×2さん 30代・ママ 男の子8歳、女の子5歳)
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