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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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もゆら

その他の方・60代・神奈川県

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自己紹介
妻・娘・私のミニマム3家族。
娘は一人前の大人になってしまいましたが、
変わらず図書館の絵本コーナーに座って、
読みふけっている私です。
好きなもの
フラメンコギター音楽、明太子、お話づくり、どうぶつえん、
絵本、色のこと、文字のこと。
ひとこと
絵本に励まされ、教えられ、涙や笑いをたくさんもらって育てられ、
良書は尽きず今も、あふれています。
しあわせなこと、しあわせなこと。

チェック済

公開

  • おおやまさん
  • つみき
  • ポッケのワンピース
  • あめのひのくまちゃん
  • でんしゃが きた
  • 福音館文庫 ミス・ヒッコリーと森のなかまたち
  • まめだぬき
  • 宮沢賢治の絵本 貝の火
  • 海をわたった折り鶴
  • むしのほん
  • おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎

もゆらさんの声

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なかなかよいと思う しあわせって、なんだろう?  投稿日:2021/12/07
ハスの花の精リアン
ハスの花の精リアン 作・絵: チェン・ジャンホン
訳: 平岡 敦

出版社: 徳間書店
 あかいハスの花の色に惹かれて、ページを繰りました。
本の中で、色が踊っていました。時代の暮らしの貧しさを、私は推し測ることはできないのですが、絵本の中の彩りは、十分に幸せな趣でした。

 貧しいが和やかに暮らす湖渡しのローと、ハスの花の精「リアン」との、心と心のおはなし。公平、傲慢や魔法など、俗な下敷きも施されてはいますが、色から滲む印象が勝っているように思えた作品でした。慈愛の赤と権力の紅い門、不思議の紫に強欲の黄、無言の墨色にそして、白米の白。なんでしょう、この想像豊かなチェン画伯の画風は。

 しあわせって、こういうことを感じ考えられることなでしょうね。人のことすらわからないのに、花の精の心はごめんなさい、もっとわからないです。

 チェン画伯に感謝。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ひとりじゃない!  投稿日:2021/07/26
イソップものがたり うさぎとかめ
イソップものがたり うさぎとかめ 作: ジェリー・ピンクニー
訳: さくま ゆみこ

出版社: 光村教育図書
 ここには、かめさんの心の声だけが見える。
教訓じみた念力より清々しく、
勝負あおる根性より凛々しい。

 なのに仲間たちの声援が、ページの中から鳴り響く。
寓話じみた台詞より猛々しく、
優劣諭す道理より神々しい。

 なんだか讃え合うオリンピアンだぞ。
個性豊かな彩をまとったかめさんと、うさぎさんと、
ふたりの目指す未来を誇る仲間たちとが、
みんなでワイワイ認めあう世界を、待ち望むかのようだ。

 ジェリー画伯に、感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 絵本は舞台だ!  投稿日:2021/07/26
やかましい!
やかましい! 作: アン・マクガバン
絵: シムズ・タバック
訳: 木坂 涼

出版社: フレーベル館
 絵本の中は音がない。
ベッドの軋む音、床のへたる音、ヤカンの湯が沸く音や木々枝葉のざわめきがなんと、「やかましい!」 と訴えるおじいさん。

 思い込みほど人騒がせなことはない。
それを村一番の博士の荒療治で気付かせてゆく。
「やかましい!」とはこういうことだぞ、とばかりに
ウシ、ロバ、ヒツジにニワトリだ、イヌだネコだと送り込む。
そう、静かな絵本の中に鳴き声をいーっぱい作り出した博士、
彼こそマクガバン翁か、タバック画伯はおとぼけで援護する。

 我慢も限界のおじいさんがとうとう降参すると、
さぁ博士、腕差し指差しズバッと「すべて手放すのじゃ」。
訳も分からずおじいさん、同じポーズで家から手放す動物たち。
一頭、一匹、頭をうなだれ出て行く光景に、
絵本のこちら側は誰もが寂しさこらえて静かに家を見入る。

 するとどうだ、おじいさんが耳に手を当てる・・・。
見る側も息を飲む、じーっと画面を覗き込む。
マクガバン博士荒療治の、一丁上がりクライマックス。

 絵本の中と絵本の外が実にうまくシンクロする。
なんて素敵な絵本舞台なんだろう。
なんて素敵な想像の時間なんだろう。

 マクガバン博士とタバック画伯に脱帽。
笑顔と感謝と。
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なかなかよいと思う 出た!新喜劇絵本!  投稿日:2021/07/13
うろおぼえ一家のおかいもの
うろおぼえ一家のおかいもの 著者: 出口 かずみ
出版社: 理論社
 ほのぼのアヒル家族の、うろおぼえなお買い物?
そう簡単に思い描いてはいけません。
これは、実に高度なボケ&ツッコミを練り込んだ、
出口かずみ新喜劇絵本です。

 「なんだっけ?」 とボケて
「そりゃぁもう、〇〇で決まりでしょ」 とツッコミかまされ、
「あぁ、そうだった、そうだった」 と口では体裁とりながら、
腹の中のボケをずーる賢く 「確か・・・だったような」 とつぶやく。
しかもその時、すでに〇〇を買い終わっている絵だ。
時間を追い越すあざといボケが、次への明転となる。

 ページいっぱいに描きこまれた絵は、実に楽しい。
とうふ屋、石材屋、くすり屋、店先のいろいろな手書きが妙に懐かしくて、
見ている側もついお買い物に参加したくなる。
いっぱい買った面白アイス、ずーっと後を尾けてくる謎のタヌキ、
なぜかジャジャーンと広がる小田原提燈やら、
家族各人各々の心の中の想像がポカリぽかりと
昭和の色の中に支離滅裂と発見のアンバランスが、新喜劇だ。

 家族団欒で食べるアイス、食べながら父が広げる家電屋チラシ、
ん? こんなところにあったのか、買い物のきっかけが。
スッキリと同時に、何事にも後を濁さぬほのぼ家族の大切さを、
改めて考えなおした私でした。

 ステキな新喜劇絵本、ほのぼの家族写真、
出口かずみ先生に、感謝。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う のびやかなり  投稿日:2021/06/27
かさの女王さま
かさの女王さま 作: シリン・イム・ブリッジズ
絵: ユ・テウン
訳: 松井るり子

出版社: らんか社
 なんて行儀よく、折り目正しいこどもなんだ。
家族を思い、父母の言葉をしっかり理解し、
遊びと仕事とをも理解するとは、私は脱帽です。

 「この子は、こころからの絵をつけたので、
私は今年のかさの女王にヌットをえらびます。」
王様のこの言葉に、ふしぎなのびやかさを感じます。
王様もヌットと同じように、どこか息苦しさを
こころに秘めていたのかもしれませんね。

 独特の色彩、こころの内を映そうとしたのでしょう、
透き通った青い空は隠れています。
それだけに表紙のヌットの満足げな笑顔、
実にのびやかです。

感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 切なくて、あたたかい。  投稿日:2021/06/01
チェクポ おばあちゃんが くれた たいせつな つつみ
チェクポ おばあちゃんが くれた たいせつな つつみ 作: イ・チュニ
絵: キム・ドンソン
訳: おおたけ きよみ

出版社: 福音館書店
 ちょっと、涙ぐんでしまいました。
いえ、悲しいのではなく、親をどこか偲ぶ気持ちがムクムクと。

 新しいカバンを買ってもらったダヒと、まだ買ってもらえないオギ。二人をつなぐギクシャクした一時の友情を、何の苦もなくさらっと包みこんでしまう「チェクポ」が、素晴らしい。オギのおばあちゃんが 一針ひと針真心こめて縫い上げてくれた。お金では決して買えない、大切なひとの思いを知ることができる良書です。
 
 ドンソン画伯の丁寧な田園の描写が、絵本を見るものの心を温かくします。チュニさんの佳文に友達を懐かしみました。
ご両人、訳文、出版に感謝。
不尽
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい あっ、あやしいじゃんキツネ!  投稿日:2021/06/01
めんどりペニー
めんどりペニー 作・絵: ポール・ガルドン
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 童話館出版
 ”そらが おっこってくる!”

 モダンな起句がことばの気転を誘うとほら、
思わずいっしょにさけびたくなるこの状況。
ガルドン画伯はやっぱり面白いし、
谷川俊太郎はやっぱりことばの魔法使いだ。

 ”おうさまにしらせなきゃ!”

 子どもが口にするおませなセリフにどこか似て、
思わずやっぱりくりかえしたくなるね。
子どもが真似したくなるなんて、楽しい証拠。

 ”いっしょに いってもいい?”

 みんなでいたいもの、安心だから楽しいから。
なかよしのロッキー、ラッキー、ルーシー、ラーキーと
あっ、あやしいじゃんキツネ!
でも楽しいから、まぁいいよね。

 ”(暗転・・・キャー・・・)”

 まるで劇を観ているかのような転句に
子どもは思わず息をのみ、ガルドン画伯の思うつぼ。
谷川先生は突如ナレーターにもなるのです。

 子どもの心理をついた素晴らしい絵本です。
結句は、ご想像のままに。
ガルドン画伯、谷川俊太郎両氏と、童話館出版に
感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい なんだろな? なんだろね?   投稿日:2020/12/04
まっくらやみのまっくろ
まっくらやみのまっくろ 作・絵: ミロコマチコ
出版社: 小学館
 まっくろけ、ぐるぐるでぐちゃぐちゃに真っ黒。
くらやみなのか、黒いものなのか、なんだろな?

 よくわからないと子どもはすぐに本を投げ出す。
と、ぎゅわーんってツノが生えると、あれ?って顔をする。
ぐーんやら、ぱちーんやら、ぶららららーんやら、
音で子どもの気持ちをつないでくれる。

 黒いものはどんどん姿を変え、上へ上へと伸びてゆく。
ぱーっと光をあびた途端、「あっ」っと声が出た。
そうか、生きてるんだね、黒いものも。

 抽象的だけれど、ミロコ画伯の生命の講義を受けたね。
子どもはそう、お母さんのお腹の中のこと、思い出すのかなぁ。
へらへら笑ってたけど。

 ミロコ画伯に感謝、小学館にも感謝。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う むにむに ガムルガムル  投稿日:2020/12/04
けもののにおいがしてきたぞ
けもののにおいがしてきたぞ 作: ミロコマチコ
出版社: 岩崎書店
 色がこってり満載だぞ。けものみちだそうだ。
擬音がいーっぱい・・・何かが動いているのか、啼いてているのか。
むにむに、じょわじょわ、びるびる、むるむる。
 ペテペテって、おもしろいなぁ。
ぐねれぐねれって、這ってるのかなぁ。
ゴゾドゴ ゴゾドゴって、大きいのかなぁ・・・
なーんて、想像を掻き立てられる。

 静の色のぐじゃらぐじゃらの中に、音のことばがうごめいている。
動かない静の絵本なのに、なぜかページの中で動いている。
においはちょっと、しなかったけど
恐るべし、ミロコ画伯の抽象力。

 感謝。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ものすごく観察!  投稿日:2020/12/04
オレときいろ
オレときいろ 作: ミロコマチコ
出版社: WAVE出版
 色には確かにエネルギーがある。ミロコ画伯だからというわけではないが、その背後にものすごく観察されている気配が、感じられるからだろう。

 大きな黒枝大木、紙の白、オレ(猫)の青、それだけ。
枝の先に小さなまぁるい「きいろ」が現れる。
と、オレ(猫)の青は首をかしげて、それを観察する。
ミロコ画伯がものすごく猫を、しげしげ観察された表情に吸い込まれる。時間が止まったまま、子どもらはオレに見入るに違いない。

 そして、オレの青が動く! と、小さなまぁるい「きいろ」も動く!
てんとう虫だ!そこから怒涛の「きいろ」と「青」のバトルが始まる。
画面の下から、横から上から、動の世界が繰り広げられる。

 「はへ はへ はへ」とオレの青は疲れ果て、ぐったり横になる。
静のひとときのオレ(猫)の表情にまた、しびれる。なんて観察眼なんだろう。眠りにつく静けさに、子どもらは息を飲むだろう。

 「きいろ」の正体はお楽しみとしてとっておこう。
感動の画伯ミロコ力、観察力に絵本の底力を思い知った一冊だ。

 感謝、感謝。
参考になりました。 0人

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