
焦土にいち早く咲いた花として戦後、広島市の花となった夾竹桃。1945年8月6日、この木を命がけで守った犬たちがいた。悲劇は人間だけに起きたのではない。生きとし生けるものが被ばくしたことを語り継ぐ絵本。入市被ばく二世である著者が、子どもたちに積極的に平和を考えるきっかけを与えるために2000年に絵本を出版、小中学校に無料配布して、読書感想文などのコンクールを毎年実施している。本書はハワイ州の日系人グループとの交流がきっかけとなり、全文英訳を付けて刊行するもの。オールカラー。

広島原爆を動植物の視点で描いた力作です。
夾竹桃が広島市の花だということを初めて知ったのですが、原爆を投下された悲惨な状況下で犠牲になったのは、人間だけではなかったことを改めて実感しました。
インパクトのある絵の中に作者の思いが滲んでいます。
自費出版、小中学校への無料配布から始まり、ハワイ州日系弁護士グループとの交流から英文併記で出版されることになった経緯も、平和への思いが強く伝わってくる絵本です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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