
「せんそうごっこ」。なぜ私たちはあの遊びに惹かれたのでしょうか。その内面に潜むものを掘り下げていくと……。「戦争反対の声をあげる以前に、自分自身の内面に戦争につながる意識下の衝動があるのではないか。そう考えながらこの絵本のテキストを書きました」(谷川俊太郎のあとがきより)。ラジカルな文とポップな絵が見事に融合。戦争への関心高まる今こそ、読んでほしい大人のための絵本!!

以前に読んだ時には感じなかった怖さが、現実感を持って迫ってきました。
ソ連はもうありません。
米ソ冷静は終結して、緊張関係はなくなったはずでした。
日本人としての戦争体験は、風化してきたように思います。
だから「せんそうごっこ」というシニカルな言葉が許されるのです。
でも、被団協がノーベル平和賞を受賞して、平和への意識が高まったように思える裏側で、世界ではボタンを押せば社会が崩壊されかねない、生々しい「戦争ごっこ」が行われています。
参加者が増え、人々はゲームのコマのように生命を奪われていきます。
街はシミュレーションゲームのように崩壊されていきます。
これらは、ゲームが終了してもリセットボタンはないのです。
「せんそうごっこ」が、身近に及ばないことを祈るばかりです。
この絵本は、あくまで問題意識の掘り起こしでした。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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