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心がぽっとあたたかくなる、安房直子絵ぶんこシリーズ第8弾! レストランアカシヤにつとめる島田しまおは、まじめにいっしょうけんめい働いているのに、いつまでたっても皿洗い。落ち込むしまおに「しんぼう、しんぼう。」とだれかが声をかけました。声の主はなんと、流しの下の氷の上に寝ている一匹のひらめで……。
※安房直子絵ぶんこ7巻は9月刊行予定です

自らは食されても、ひとりの料理人のために、骨になっても生き続けるというひらめに、崇高なものを感じました。
なぜにここまでして料理人を助けるのかわからないのですが、いつまでたっても下働きで救われない男に、砂の上でいつも耐えているひらめの姿を重ねると、男の生き方もひらめのようだったなぁと思い浮かびました。
ハッピーエンドの夢物語ではありますが、心を洗われました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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