
左耳はまったく聴こえず、右耳は補聴器でかすかに音が聴こえる程度の先天性難聴でありながら、多くの困難を乗り越えてプロ野球の選手になった石井裕也さんの物語です。出会った指導者にも恵まれ、ハンディを乗り越えてプロのマウンドに立つまでを語ります。

東京でデフリンピックが開催されようとしている時に、ものすごい絵本に出会ってしまいました。
聴覚障害というハンデを乗り越えて、プロ野球選手になったという人がいたことを知ったのです。
モデルである石井裕也さんのことを少し調べました。
健常の人でも大変な野球というスポーツに、音のない世界でどれだけのことをすれば、入っていけるのでしょうか。
野球というチームプレーは、音と声のかけあいと、俊敏な判断力の上に成り立っていると思います。
絵本から発信されているのは、石井さんの存在と、少年野球での仲間たちとのプレー上の協力にとどまっていて、石井さんがどうやってハンデを乗り越えたのかまでは語られていません。
並々ならぬ努力と工夫がそこにあったように思えるのですが、それを考えることも重要だと受け取りました。
共生社会の中で、障がいを持つ人たちとどのようにインクルーシブに生きていくかを、考える課題を与えられたように思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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