「めがねをかけるなんて、うっとうしい」
「みんなにからかわれないか心配」
わかる、わかる。初めてめがねをかけることになった時、この鼻の上にある変わったものを、どう考えたらいいかわからないかもしれないよね。でも、大丈夫。この絵本では、めがねについて知りたいと思っていたことを全て教えてくれるし、読み終えたら、きっとめがねをかけたくなるはずだから!
目のしくみから始まって、眼科のはなし、めがねが発明されるまでのこと、素敵なめがねの種類、めがねの選び方、未来のめがね、めがねあるあるまで……めがねに関するあらゆることを、最近めがねをかけはじめたジョーと、小さい時からずっとめがねをかけているキティの視点を通して、丁寧にわかりやすく伝えてくれます。
「めがねをかけるって、いかしてる! 」
例えば3D映画だって、スポーツだって、おしゃれだって、めがねをかけるようになっても、今までと変わらず、なんでもできる。めがねをかけていても、かけていなくても、君は君。きっと自分のめがねを自慢したくなっちゃうよ。
小学生の5人に1人はめがねやコンタクトレンズを使用しているといいます。だからこそ、めがねをかけはじめる子どもと保護者にぜひ読んでもらいたい、チェコ生まれの絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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