
たった一頭で巣をつくり、力尽きるまで卵を産み続けるすずめばちの女王。あまたの幼虫を世話したり、何度も狩りに出かけたり、巣を必死で守る働きばち。獲物を次々に狩っていくはちの姿に私たちは何を思うのか。ボロボロになるまで卵を産み続ける女王ばちに喜びや悲しみはあるのか。はたして、彼女たちの行動に善や悪はあるのだろうか。時には人間をも襲う最も危険な昆虫、すずめばち。その生態は知られていない。自然の中を懸命に生きる、きいろすずめばちの生命の輝きを描く。

題名で覚悟はしていたのですが、
表紙絵の迫力に圧倒されました。
スズメバチの一生が丹念に描かれています。
意外にも、冬眠から目覚めた女王バチからスタート。
もっと産まなきゃ。
ただひたすら卵を産む姿が最後まで続くのが圧巻です。
幼虫から成長したメスの働きバチ。
そして、オスバチの登場。
生存競争もし烈です。
そして、次の女王となるメスバチも登場して。
結婚式を経て冬眠という、一年サイクルの命。
いろいろと学べました。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子1歳、男の子0歳)
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