
風、音、匂い、記憶、そして心……。 旅に出た少年は、見えないものをスケッチブックやキャンバスの上に描きとめていく。
『ルリユールおじさん』『大きな木のような人』『まつり』(講談社)の三部作につながる、絵本作家・いせひでこの「絵描き」としての原点を凝縮し、昇華させた、絵を描くすべての人に伝えたい名作絵本。

自分は絵を描かないけれど、とても共感できる絵本です。
日々の生活から、何を感じ、何を想像するかによって、自分の感性は磨かれていくものだと思います。
それは自分自身にとっての旅であったり、冒険であったりするのでしょう。
同じものを見ていても、そこから読み取るものは、人によって千差万別です。
この絵本を読んで、とても救われた気がしました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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