
海のそばの畑に、小さな小さなスイカがとり残されていました。 「あまくなーれ」「おいしくなーれ」 ネズミやカラスやモグラやイノシシやタヌキ、みんなに見守られ、育てられて、こんなに大きくなりました。 「このスイカ、どうやって食べようか」 けれど、大きすぎて、なかなか割れません。みんなで困っているところへ現れたのは……。 たった一つのスイカがみんなを幸福にしてくれる、魔法のような物語。

夏に読むのにぴったりなお話でした。
「残ったスイカ」には「残ったなりの理由」がありました。その理由が、スイカの前に現れる動物たちの小さな協力の積み重ねで立派なスイカになります。私はこのプロセスがとても気に入っています。残ったスイカを食べることよりずっと大切なことが描かれていたと思いました。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子10歳、男の子7歳)
|