
ナガサキ。一九四五年八月九日に原子爆弾を落とされた長崎から、平和への願いを発信するときには、このように片仮名で表記します。全国から集まってきた小学生がナガサキや、自分が住む地域の太平洋戦争について取材し、おやこ記者新聞「ナガサキ・ピース・タイムズ」の記事を書く活動があります。新聞をつくり終えた小学生たちは地元に戻ると、発表会や映画上映、オリジナルの新聞をつくったりして、まわりの人たちに原爆や戦争のことを伝え、知ってもらおうと積極的に動きます。これまでに参加した中から、5名の行動を紹介します。

今年は戦後80年ということで、平和や戦争に関するイベントがいろいろ開かれています。
私もいくつかのイベントに関わったのですが、このようなイベントを継続している方たちから聞いたのは、次第に子どもたちの参加が減ってきたということでした。
また、事実の怖さと向き合おうという気持ちもどこか薄らいできているようにも感じました。
だから、この本に出会ってとても嬉しかったです。
原爆の発信した問題に、真摯に向き合おうとする子どもたちがいるのです。
子どもたちの思考は純粋です。
このような子が一人でも増えて、平和に対する思いを発信してくれたらと願います。
そして、このような子どもたちが、ストレートに育っていってくれることを祈ります。
平和を願う大人としてもも、世情に流されたり、諦めてはいけないと痛感しました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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