「おや ここは どこだろう」
地面の下を掘りすすめながらもぐらくんがたどり着いたのは、知らない場所。先へ進んでみると、プールがあります。どれどれ……じゃぼんっごぽごぽ。残念、もぐらくんは泳げません。そりゃ、そうだよね。すると。
「あ だれか きた」
プールの中から顔をのぞかせたのは、ぞうです。ぞうは、もぐらくんに帽子をかしてくれます。さらに、ねことたぬきとうさぎがやってきて、浮き輪をかしてくれます。そんな風に、次から次へと誰かがやってきて、もぐらくんに色々とかしてくれます。そのうちにもぐらくんの姿はすっかり……!?
もぐらとぷーるで、もぐらぷーる。この言葉から、どんなお話を想像するでしょうか。不思議で愛らしくて、ちょっとばかばかしくて。どこまでも魅力的な絵本をつくってしまったのは、イラストや広告の世界でも活躍されている絵本作家中山信一さん。独特な視点から生まれる設定と、ゆるい空気感による心地良さは、どの作品にも通じるものかもしれません。
さて、もぐらくんは泳げるようになったのでしょうか? 想像の少しだけ斜め上を行く展開と、想像したことのない、でもどこかで見たことのあるようなもぐらくんの姿。思わず大きな声で笑わってしまうこの一冊、ぜひ手にとって確かめてみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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もぐら+ぷーる=もぐらぷーる
ぼこっ
おや ここは どこだろう
もぐらくんが でたのは しらないところ
さきへ すすむと そこには ぷーるがありました
泳げないもぐらくんのもとに現れるさまざまな動物たち。水泳帽子や浮き輪など、身に着けているものを貸してくれます。さて、もぐらくんは泳げるようになるのでしょうか。
【編集担当からのおすすめ情報】
借りたアイテムを身に着けることで、だんだんと姿が変わっていくもぐらくん。最後は不思議な、でもどこか見覚えのある形へと変化します。これ、なんでしょう?
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