「すん すん すん」
授業中、鼻をすすってばかりのブタくん。これ以上たれてこないようにと、思いっきりすすったところ。
「しゅん!」
自分まですいこんで、ブタくんが鼻だけになっちゃった!? 慌てたオオカミ先生は、鼻を抱えて学校を飛び出し、病院めざして駆けだした。途中で出会ったツルのおじいさんや、ゾウのおじょうさんも、心配して鼻に近づくと、なんとふたりとも「しゅん!」と鼻にすいこまれてしまった。なんてこと!!
「たいへん! たいへん!」
ようやく病院にたどりついたオオカミ先生でしたが……。
鼻をすすりすぎて、鼻だけになってしまったブタくんの姿も衝撃的なら、その後のオオカミ先生の葛藤する様子も衝撃的。先の読めない展開のその先で、はたしてブタくんは無事に元に戻れたのでしょうか?
第52回日本児童文学者協会新人賞や第29回日本絵本賞など、数々の賞を受賞されている注目の児童文学作家・昼田弥子さんの描く物語は、いつだって軽快で、ちょっと「ヘン」。そんな世界をさらに明るく陽気に、そして愛と狂気で彩っているのが画家の楓真知子さん。
オオカミ先生ったら、ブタくんを心配する一方で、自分の欲求にも抗えなくなっちゃって。その苦悶する表情といったら、思わず同情してしまうほどの激しさと愛らしさ! 読み終わってみれば、心がじんわり温まる。この不思議な物語の行く末を、皆さんもぜひ見届けてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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「すん すん すん」学校の授業中、鼻をすすってばかりのブタくん。もう鼻水がたれてこないようにと、おもいっきり鼻をすすったら……「しゅん!」自分まですいこんで、鼻だけになっちゃった!
担任のオオカミ先生はおおあわて。学校を飛びだし、鼻だけになったブタくんと病院へむかっていると、話しかけてきたのはツルのおじいさん。オオカミ先生が事情を説明すると、それなら自分がひっぱりだしてやるさと、細いくちばしの先をブタくんの鼻へ近づけた。すると、「しゅん!」今度はツルのおじいさんも、鼻にすいこまれちゃった!
「たいへん たいへん!」必死でかけ回るオオカミ先生は、ブタくんを無事に助け出せるのでしょうか?
衝撃の展開でおくる、“愛と狂気”のユーモア絵本!
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