学校に行けなくなった主人公ミクが体験している世界や気持ちを知り、かかわりのヒントにしていただくための絵本です。
【あらすじ】
主人公のミクは、学校でみんなから浮かないように、気づかいながら過ごしていました。そのうちにミクは学校に行けなくなってしまいます。あせりや不安、罪悪感から、お父さん、お母さんともうまく話せず、ミクはこころの扉を閉じてしまいます。相談に行ったお母さんの気持ちの変化、いつもとかわらない態度で接してくれたおばあちゃん…だんだんとミクの止まっていた時間が、動きはじめます。
本書カバーより 齊藤万比古<児童精神科医/総合母子保健センター愛育病院>
学校を欠席して家にとどまる子どもの気持ちを力まずにそのまま描いた本に出会うことはめったにありません。この絵本は、内省的でみずみずしい言葉と力強いタッチの絵でそんな子どもを等身大に刻み出した作品です。おそらくは思春期に入って間もない年代のミクさん。君が感じた学校生活の緊張に満ちた違和感、孤立感、そして深い挫折感。それが君の初めての「自分」との真剣な対峙なのです。向かい合うことを通じて君は己を知り、他者を知り、生きることを知る。静かな光を帯びて、日はまた明けるのです。
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