パンみたいな動物たちに出会えるところ、それが「パンズー」。
お店の中はこんがりいいにおい。なんだか見たことあるような、ないような。美味しそうなパンみたいな子たちがたくさん並んでいます。どんな子がいるのでしょう? よーく見てみると……。
クロワニッサンにカバーガー、もちもちの毛でおおわれたヤギソバパン、メェ〜ロンパンにしっぽを追いかけているビーグルベーグル。すきまを見つけるとすぐに入りこむネコロネや空いているカップがあるとジャンプして入っていくドルフィンマフィンも。
お店に入ればすぐに目に飛びこんでくるのは、大きくてフワフワ、しっぽがチャーミングなウェルッシュコーギーパンブロークに、パンズの中でもっとも体が大きいクジランスパン。集まって暮らしているエピヨパンは誰かが眠るとつられてみんなも眠ってしまうのだとか。
ずらりと並んだパンズは、みんながみんな、今にも動き出しそう! それもそのはず、作者はアニメーション作家であり絵本作家のmisato.さん。「パンズー」もアニメーションから生まれた絵本なのだそう。個性豊かな25種類のキャラクターには、それぞれ名前と解説ついているので、図鑑のようにも楽しめます。
眺めているだけでも、想像を膨らませていっても楽しめるこの絵本。確かにパン屋さんに入った時の胸の高まりは、動物園に出かけた時と共通するものがあるのかもしれませんよね。お気に入りはどの子? 頭がやわらかくなる発想絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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