
「ぼくはおこるとかおまっか」 「かなしいとかおまっさお」 「わらうとうきうきずっきーに」
リズミカルな言葉と共に登場するのは、顔が赤くなって怒った表情のなすや、青くなって涙を流しているなす、黄色で笑顔のなす。 その後も透明になったり、黒い影が登場したり、ぼくはいろいろな色や表情に変化していきます。
本作は、感情や状況によって姿や形がさまざまに変化する「なす(ぼく)」を描いた物語。色が変わるだけでなく、長細くなったり、ヘタだけ大きくなったり、時には「なす」ならぬ「きゅうり」にまでなったりして。 そんな変化がユニークな絵とともにコミカルに表現されていきます。
いったい本当のぼくはどれなのか? 「なす」が出した答えとは?
「なす」の変化を目にしながら、読者もいろいろな感情や様々な側面を持っている自分という存在を認識することでしょう。もし「どれが本当の自分か」と悩んでしまうようなことがあった時には、この一冊を開いてみてください。 読んだ後、いつの間にかこわばっていた心が少しだけ緩み、ありのままの自分を眺められるようになっている。そんな、ホッとするひとときを届けてくれるはずです。
(絵本ナビ編集部)

この絵本の主人公の「なす」のぼくは、感情によって体の色や姿が変わってしまいます。いろいろな感情を持つ自分を認め、ありのままの自分を受け入れるまでを描いた物語です
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