
文字がなく、絵だけで楽しむ「サイレントブック」は、言語の壁を越えて世界中で楽しめるだけでなく、読み手が自由にストーリーやセリフを紡ぎ出すことができる点においても、注目を集めています。
本作品は、一粒のライチからはじまり、皮がむかれるたびに姿を変えながら、どんどん世界が広がっていく不思議なストーリー。「皮をむいていくのに、果物は小さくならないの!?」と、その発想に驚愕! 次々とページをめくりたくなります。
子どもにとって身近な果物が、愛くるしい表情をしながら登場するので、目で見て楽しい絵本ではありますが、大人視点では、とても哲学的な展開です。文字がないからこそ、どのように読むかはあなた次第。
宇宙大に広がる世界観に、ぜひ浸ってみてください。
(福田貴子 絵本ナビライター)

『ちいさいライチ』は、言葉のない不思議な絵本。 ひとつの果実が皮をむかれ、姿を変えながら世界へ、そして宇宙へと広がっていく――。 マトリョーシカの「内に秘める」構造とは逆に、「外へ展開する発見」を描いたビジュアルストーリーです。
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