
「戦争を知っているわたしが、あきらめるわけにはいかないよ。あんな思いは、だれにもさせちゃいけないからね」 だから文子さんは、きょうもすわりに行くのです。
15歳で沖縄戦を経験し、米軍占領下を懸命に生き抜いた文子おばぁは、二度と同じ体験をさせないために、毎日辺野古の基地建設現場に出かけ、抗議の声を上げています。その文子おばぁの想いを絵本にしました。
解説に映画監督の三上智恵さん。

あたたかみのある、ハイビスカスやブーゲンビリアの赤と海の青が、すごくキレイな絵本。文子おばあの生きてきた道が、そのまま沖縄の歴史になっている。
学ぶことが好きなのに叶わなかった少女時代。アメリカ軍の沖縄上陸で大やけどを負い、家族を失った。家も町もどこにあったか分からないほど破壊され、勝手に占領され、基地になっていく。
「やさしい顔だった(米軍の)若い兵士が、銃を手に訓練するうちに、目つきも性格も変わっていく」 という言葉は、やわらかいけど、とてもリアル。子どもにも、たくさんのことが伝わるはず。
決して政治的な話ではない。文子おばあは、ただ大切な人たちを必死で守って生きてきて、今も守ろうとしているだけなんだと思う。 (ゆで卵さん 50代・せんせい 男の子20歳)
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