星新一YAセレクション(6) あるスパイの物語

星新一YAセレクション(6) あるスパイの物語

  • 児童書
作: 星 新一
絵: 和田 誠
出版社: 理論社

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税込価格: ¥1,650

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作品情報

発行日: 2009年06月
ISBN: 9784652023860

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
B6 212ページ

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出版社からの紹介

R国に潜入し,同志に重要な書類を届けるという任務を負ったスパイ。ところが,R国で秘密警察にとらわれてしまって…。短編集。

ベストレビュー

宇宙人が出てこない!

 『星新一YAセレクション6』(理論社)。
 表題作である「あるスパイの物語」をはじめとして、15篇の「ショートショート」が収められた、YAすなわちヤングアダルト向けの児童書。
 ちなみに、「ヤングアダルト」は子供と大人の間の世代を指す言葉で、13歳頃から19歳頃までの若者のことをいいます。
 装幀・挿絵(それぞれの作品に挿絵がついています)は、和田誠さん。

 この巻を読み終わって、あれ? と少し違和感を覚えました。
 何か忘れ物をしたような、そんな感じです。
 しばらくして、その原因がわかりました。
 この巻には「宇宙人」が登場しないのです。
 もちろん、この巻でもウィットに富んだストーリーの展開だとか予想外な結末など、星新一さんの魅力が十分味わえるのですが、「宇宙人」が出てこないと少し寂しくなります。
 「宇宙人」は登場しませんが、「権利金」という作品では幽霊だったり「お願い」という作品では悪魔や天使が登場したりします。
 でも、「宇宙人」がいないと、まるで和田誠さんの絵がない星さんの作品集みたい。

 その反面、少し長めのショートショートである表題作の「あるスパイの物語」や「陰謀団ミダス」、それに「ミドンさん」はしっかり読ませる作品に仕上がっています。
 たまにはこういう編集もあってもいいではないかな、と星さんが「宇宙人」に囲まれてしたり顔しているようにも思えます。
(夏の雨さん 70代以上・パパ )

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