クリスマス・イブの夜、くまのぬいぐるみキッセンベア一家のうちの中は、すっかり寝静まっています。すやすや寝ている子どもたちは、お菓子の夢でも見ているのでしょうか。ママもパパもぐっすりと眠っています。すると外からカタカタカタ……、不思議な物音で目覚めたパパが窓を開けて凍てついた夜空を見上げると、8頭のトナカイに引かれた小さなソリが見えます。
米国で広く親しまれている有名な詩『クリスマスの前の晩』の写真絵本。しかも被写体がテディベア一家ときているので、テディベアファンにはたまらない一冊です。もちろんサンタクロースもまっ白なひげを携えたテディベア。背景には子ども部屋で見かけるようなカラフルなおもちゃや人形たちがたくさん登場するので、小さな読者にも親しみやすい作品に仕上がっています。リズムを意識したわかりやすい言葉は歌いかけるようなテンポを生み出し、明るい楽しさがいっぱい。150年前に生まれたとされるクリスマスの詩を初めて紹介する絵本として最適でしょう。大判サイズも、クリスマスらしい華やかさをダイナミックに紹介しています。 ――(ブラウンあすか)
クリスマスイブの夜、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれる…。150年以上も前からアメリカの子どもたちに親しまれてきた詩とテディベアの写真でつづる絵本。
クリスマスイブの夜にサンタさんがプレゼントを持ってきてくれる…という、150年以上も前からアメリカの子供たちに親しまれてきた詩を、手ディベアを使って楽しい写真絵本にしました。クリスマスプレゼントに最適です。
クレメント・ムーアの有名な詩「The Night Before Christmas」は、いろいろな作家が手がけて絵本にしていますが、小さなお子さんにはこの一冊がおすすめです。テディベア一家が主人公となり、おもちゃがあふれかえる実写が夢のような世界をさらに夢いっぱいに演出しています。「I Spy(ミッケ!)」シリーズのような感じでもあるので、探し物などしながら遊べ、こういうときは息子も夢中になっていますね。おひげのテディベアサンタさんは必見。もともと詩なので、リズム感のある文章が心地いいです。
娘は切り紙でクリスマスツリーを作り、この絵本を読み、ナイトライトをキャンディーケーンの形をしたものに変え、夢見気分でベッドにもぐりこみました。まだ、収穫感謝も控え、ホリデー・シーズンにはちょっぴり早いのですが、今季のクリスマス絵本一番手はこの作品でした。 (ムースさん 40代・ママ 男の子10歳、女の子5歳)
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