3歳の息子に。タイトルは覚えているのに、
どんな話だったかしら…と思い借りてきました。
男の子が北風からもらったごちそうのでるテーブルかけ。
それを羨んだ夫婦に、知らない間に普通のテーブルかけに
すり替えられてしまいますが…
と、ここまで読んで内容を思い出しました。
黒井健さんの描く擬人化された力強い北風が
何ともいえない世界観を作り出しています。
そんな北風に対して物おじせず自分の主張をする
勇敢な男の子の姿が印象的なお話ですね。
男の子は一つも悪いことをしていないのですが、
悪い人間はどこにでもいるもの。
息子にとってはこの夫婦の行いが衝撃的だったのでしょう。
私が読んだ後、祖母のところに持っていって、
「この人たちすっごく悪いんだよ!」と
興奮気味に話していました。
大事なものを人の目に晒してしまう、という男の子の
迂闊さが招いた事態ということにも気付かせたいところです。 (空色のかわうそさん 30代・ママ 男の子3歳、女の子0歳)
|